「虎穴に入らずんば虎子を得ず」


Sando Sando

summer Fabrics pt. 2

Jackets - Wool / Silk / Linen -revisited

日本に数年に住んでも、日本の夏の気候になぜか全く慣れることは出来ません。それは、京都にまた戻ってからも変わらなかったです。暑さもあるし、洋服を外に干しても乾かないくらい湿度もあるし、本当に京都の夏が難しいですよね。

この理由で、テーラードウエアが着たい人にとって、夏のための生地が非常に必要です。

京都のような気候がある所に住んでいる人には、この生地に紹介するジャケットと生地がおすすめです。

今回の記事は、ほとんどリングヂャケットのジャケットですが、生地は全て有名なミルやマーチャントが作った生地なので、このような生地はどこでものオーダースーツが出来るお店もある可能性があると思います。

次に、この生地の内容は、私の意見なので、テクニカルな情報より自分の経験を基づいた意見を伝えます。

この記事には、ウール、シルクとリネンが含んだ生地に集中したいです。この三つのファイバーが含んだ生地は特に夏に良い生地と思いますが、ウェイトやパーセントは、なにが良いかを説明してみたいと思います。

全てのジャケットは非常に良いので、暑いと特に着にくいジャケットがあるわけではありませんが、ランキングは結局私にとって暑い日に一番着れるジャケットの生地にしました。

⑥ Carlo Barbera

(ウェイト未知、大体260グラム)

ツイル。

ウール 72%, シルク 17%, リネン 11%

ジャケットモデル No-269

このジャケットはシンプルなのに、プリンスオブウェールズのチェックとオーバーレイチェックで非常に綺麗なジャケットです。ライトブラウンでコーディネートがしやすいです。

このジャケットの生地と、このリストの次のジャケットの生地はほとんど同じように着やすいです。

両方とも、ミッドサマーが少し暑くなりますが、一番暑い日以外は問題ないです。このジャケットはこのリストのジャケットの中の一番ウールパーセントが多いです。それは基本的に悪いことではなく、結局100%ウールの生地の中でも、夏に良い生地もありますが、こういうミックス生地なら他の生地の方が良いいと思います。

この生地に含んでいる系は結構細く、織がちょっとタイトな感じで風通しが良くても、これから紹介するジャケットより良くないです。


⑤ Carlo Barbera “Sunset”

(260/270グラム)

平織

ウール 64%, シルク 22%, リネン 22%

ジャケットモデル No-269

このジャケットは「ザーサンセットジャケット」という名前で呼ばれています。その名前についての質問を初めて聞いた時は、実は、なぜその名前で呼ぶかなかなか覚えられませんです。思うな、Carlo Barberaがこの生地をその名前付けましたか、リングヂャケットがサンセットのような色のインスピレーションでこの生地を依頼しましたか、覚えていません。

それでも、良い名前だと思って、しかも、このジャケットの色とダブルラインのウィンドウペーンチェックが非常に綺麗です。

この生地はこのリストの一番タイトな織です。この生地は、ナチュラル色と、オレンジとダークブラウンの系で織った生地です。織の中は別の細い系も含んでいるので、タイトな織なのに、少し風通しがあります。

このジャケットが非常に好きなので、四番目となるのは残念です。見た目やクオリティがすごく良いですが、基本的にこのランキングは風通しのランキングなので、生地のウェイトと風通しで四番目となります。


④ E. Thomas

(ウェイト未知、大体240グラム)

平織

ウール 38%, シルク 34%, リネン 28%

ジャケットもでる No-254

このジャケットもレッド系で、ボルドーのような色で、ライトなストライプと太いダークレッドのストライプのチェックで非常に綺麗です。このジャケットの生地は、全てのジャケットの中、一番ウールが少ない生地です。それは、着る時にすぐ気がつきます。しかも、生地は結構タイトな織らしくても、オープンで風通しが良い生地です。その上で、生地も軽いし、夏にぴったりのジャケットとなります。

一応、風通しが良いとそんなに良くないという言葉が使っても、全てのジャケットの生地は結構風通しが良いです。生地と生地の風通しの違いはちょっとだけあります。

最後にジャケットを2着ありますが、その2着は両方とも非常によく、どれが一番なのかということは、結局どれが一番着たことあるを基づいて順番を決めました。


③ Ermenegildo Zegna

(ウェイト未知、大体220グラム)

ウール 60%, シルク 20%, リネン 20%

Cross Ply

ジャケットモデル No-254

このジャケットの色はブルーのベースで、ライトブルーのストライプのウィンドウペーンがあります。この非常に綺麗なジャケットは、時にネクタイをつけない時に着るジャケットです。

実は、夏はネクタイをしない時が多いので、夏のためのジャケットは、わざわざ鮮やかな色やパターンがあるジャケットにします。軽いし、コンフォータブルで、非常に良いジャケットです。

繊維の割合、織り目の開き具合、重さの組み合わせで最高の特性があります。私はウール率が低い方が好きだという結論に達しましたが、この生地は全体として夏のジャケットに最適です。

リストの中の生地の一つだけをオススメすると、それはこの生地になります。


② Drago Lanificio in Biella

(250グラム)

平織

ウール 68%, シルク 18%, リネン 14%

ジャケットモデル No-269

この生地は、ダークブラウンで黒に近い茶色のウインドウペーンで、あまり夏らしさを感じません。

このホップサックみたいな平織りで、太い糸と細い糸の2本で織られているので、驚くほど風通しが良い生地になっています。細い方の糸は明るい茶色とオレンジ色で、その色合いは太陽の光に照らされて、美しく浮かび上がります。

このブラウンの色合いは、先ほども述べたように、初見ではあまり夏っぽくないのですが、このジャケットはオープンウィーブということもあって、意外と軽やかに着こなせます。 

オープンウェーブなので風通しが良く、生地も驚くほど柔らかいです。

上のゼニアの布でも、この生地や次の記事の生地の比較して最終的に「勝つ」生地よりも、生地が少し重いですが、この布の織りは非常に風通しが良いです。

このような色の場合は、二つの気をつけなければいけないことがあります。

暗い色なので、服装として合わせやすいジャケットではありません。私は一年中暗い色を着ることが多いので、そういう意味ではこのジャケットはぴったりなのですが、黒いズボンやジーンズは滅多に履かないので、グレーか濃い目のグリーンしか履けません。

ということは、夏ではとても無理な格好になってしまいます。夏にはグリーンがベストということになります。そこで、夏用のジャケットとしてはもちろんですが、最終的には秋冬用にまた着ています。

もうひとつ気をつけなければならないと思うのは、暗い色なので、ご想像のとおり、着用すると熱の磁石のように動くことです。とはいえ、意外なことに同時に、暑い日に着るには最も風通しが良く、快適なジャケットだと思います。


① Lanificio Di Pray “Black Watch”

(210g)

シルク 42%, リネン 30%, ウール 28%.

平織

ジャケットモデル No-269

このパターンはホリデーシーズンのイメージが強いので、秋冬シーズンに入手したジャケットですが、最終的に通年ローテーションになったものです。さらに言えば、ウール・シルク・リネンの生地に関しては、非常に良い生地です。

経験には知識が伴います。最初の記事を書いた時は、私はまだこのジャケットを入手していなかったので、パーセント順でシルク、リネン、ウールのミックスを評価に含めることができませんでした。この生地は、シルクやリネンの比率が高ければ高いほど、着用感に大きな影響を与えるという私の推測を裏付けてくれました。

この生地の重量の低さは、重要な要素であることを認めないわけにはいきませんが、このリストには(そして次のリストにも)同様の重量の生地があり、その重量の低さには及ばないのです。

さらに、この生地は他の生地に比べて特に織りが開いていないのに、軽くて通風通しが良く、「涼しく着られる」のです。

Conclusion

夏のための生地についての記事のシリーズの一番目の記事で、生地のウェイトより織の方が必要ということを伝えました。それはまだあっていると思いますが、ほとんど全てが平織なので、平織の中はウェイトが必要な面となると思います。

特にZegnaのジャケットを見ると、やはりウェイトが軽いと良いです。

あと二つの面は、系の濃度と織がどのぐらいオープンという面です。

分かったのは、緯糸と縦糸の中の糸、プライや糸のサイズや含み方などが風通しに影響あります。

特にあっている例は、Dragoのブラウンジャケットです。ほとんどのジャケットと大体同じ繊維のパーセントがあるのに、糸の太さと緯糸と縦糸のダブル糸で、非常に風通しが良い生地になります。

ウール、シルク、リネンの比率ですが、着心地やドレープ性、入手のしやすさ、価格などのバランスを考えると、60%、20%、20%くらいがちょうどいいというのが私の結論です。

しかし、この記事のアップデート版で述べているように、シルクやリネンの比率が同じか高いかによって、夏が来たときのジャケットの着こなしは大きく変わります。

ですので、最終的な結論として(来年まで?)は、ウールよりもシルクやリネンが多く、かなりオープンな平織りの生地があれば、それは勝ち組だと思います。

僅かな生地の割合の増減を意識するのは難しいですが、例えば最初に紹介したカルロ・バルベラのようにウールが10%多いだけで、同じような織り方でも大きな違いが出てきます。 
とはいえ、今回紹介したジャケットは、どれも夏のワードローブには欠かせないものばかりで、その素材も素晴らしいものばかりです。次のパートで紹介するジャケットは、着用感という点ではこれらよりかなり上ですが、対象をこれらのウール、シルク、リネンの生地に限定すると、どれも素晴らしいものばかりです。

なお、ここでは大げさな表現をしていますが、評価はごくわずかな差で決まるものです。

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Sando Sando

neapolitan japan: il Regalo

前回のNeapolitan Japanの記事からしばらく経ちました。

今回のイル·レガーロというブランドは、「イタリア的感性と日本の技術力の融合」というイル·レガーロの言葉通り、Neapolitan Japanのシリーズにふさわしいと思いました。  

今回、私のワードローブやスタイルに新たに加わったカテゴリーは、靴下の引き出しの大改造です。 

私は靴下を軽視していたわけではなく、一般的なブランドとハイエンドなブランドの両方を取り揃えています。

しかし、靴下は消耗品であり、簡単に擦り切れ、洗濯機で紛失し、最後には服装の一部として目立たないようにするべきだという考え方があります。 

私はそのような考え方ではありませんが、それでも靴下に関しては、迷彩柄やヘリンボーン柄を除けば、いつもシンプルに履いていました。しかし、この靴下という小さいアイテムが加わったことで、私のオシャレに対するテンションは一気に上がりました。

さらに、私のナポリタン·ジャパンのリストに、もう一つ日本のブランドが加わることになり、とても興奮しています。 

Il Regalo

イル·レガーロは、イタリアの美学と日本の職人技の組み合わせによってユニークな靴下をつくることを目的として、2014年にオープンしたデザイナーのバルデッサーリ岡部純子さんによって開発された日本のブランドです。私がナポリやイタリアにインスパイアされた日本のブランドや職人を探す中で、リングジャケットがテーラードウェアの典型となったように、イル·レガーロもまさに同じスピリットを靴下の領域で捉え、バルデッサーリ岡部さんが夫の国の美的遺産からインスピレーションを受けてデザインを開発しています。

このブランドは主に3つの長さのオプションを提供しています。ロングホース、レギュラー丈、そしてノーショーソックスです。私が最初に興味を持ったのは、ロングホースで、特にリバーシブルロングホーズのデザインでした。

メンズウェアのワードローブの定番ですが、そのバリエーションは定番以外もあり、他のストライプのバリエーションや柄物のソックスを試したところ、正直言ってもう定番には戻れないと思いましたので、その理由を説明したいと思います。 

実は、私はシャツとソックスの素材の品質についてあまり詳しくないのです。

シャツについては、次回の記事で簡単に説明します。ソックスについては、冒頭で述べた「靴下は寿命の短い消耗品である」という考え方に立ち戻ることになります。

しかし、品質が重要でないとは言いません。イル·レガーロを試してみて、今まで使っていたソックスとの品質の違いは歴然としていました。ソフトな感触で、細めのソックスが多いのですが、長く使えそうな感じです。

これは各素材の使用率にも関わってきますが、天然繊維の肌触りを保ちながら、適度な伸縮性を持たせるという絶妙なバランスが必要なのです。 

イタリア製の上質なコットン、ウール、シルクの糸を調達し、日本でソックスを仕上げていて、素材も製造も最高級なので、安心してお使いいただけます。

素材の品質については、私の専門分野ではありませんが、17.5ミクロンのカシミアグレードのスーパーエクストラファインウールで、素人目にもそのような印象がありました。

コットンソックスに関しても、ファイン2-ply 80sのイタリアンコットンが使用されており、素材の品質は劣ることはありません。

The fit

もちろん、靴下がうまく履きこなさなければ、このようなことは関係ありません。

メンズウェアの全てと同様、最も重要なのはフィット感です。靴下はいくら見た目が美しくても、足にフィットしなければ履くことはできません。 

私が経験がある長さは、ロングホーズとレギュラー丈の2種類です。また、夏場はノーショーの靴下を履くので、ノーショーの靴下がどのように機能するのか、とても楽しみです。

一般論として、私は自信を持ってフィット感が素晴らしいと言えます。この記事を書くのをしばらく待った理由のひとつとしては、継続的に着て、洗濯をして、長期間にわたって、どのように持ちこたえたかを見たかったからです。

これは私の経験に基づくもので、私のふくらはぎは決して大きくならないという残虐な遺伝子の例であることを、ここで強調しておきます。笑 とはいえ、日本人はふくらはぎが太い傾向にあり、私の知る日本人も同じ結論に達しています。

Over the calf

理想は、ソックスが一日中、あまり圧迫されることなく定位置にあることです。

イル·レガーロのソックス、特にリバーシブルソックス、はこの点で優れています。

適度な伸縮性があり、このフィット感を実現するために、繊維の割合や編み目の密度を徹底的に追求したことが分かります。 

この2つが対立しているように聞こえるかもしれませんが、軽くてもしっかりとふくらはぎにフィットするのです。

つまり、しっかりと固定されるのに、跡がつかないというのは、完璧にフィットしている証拠です。

Mid-calf

正直なところ、私は一般的なレギュラー丈ソックスについては疑問を持っていて、これまでこの丈のソックスはずり落ちやすいので避けてきました。ふくらはぎの筋肉は一日中絶えず収縮と弛緩を繰り返していますし、しかもズボンの裾を引っ張ることもありますから、レギュラー丈のソックスのフィット感には常に限界があります。

もちろん、デザインはロングホーズと同じくらい魅力的なので、他のブランドのソックスと比較して、イル·レガーロがどのように持ちこたえることができるのか興味があったのは言うまでもありません。 

結局、最初にイル·レガーロで1組注文したのですが、これが意外としっかり固定されるんです。

決してロングホーズソックスではありませんが、足首までたるんだり、ズボンの生地が引っ張られるようなことはありませんでした。そのため、当初は手が届かないと思っていたデザインですが、今ではかなり使えるソックスになりました。

Pattern

最後に、細部へのこだわりを高く評価しています。編まれた柄というよりは、繊細な刺繍のような、驚くほど細かい柄です。

ヘリンボーンやペイズリーといったおなじみの柄はもちろんで、ユニークなオリジナル柄も豊富に揃っています。

柄の作りの良さに加えて、色の組み合わせも驚くほどよく選ばれていたデザインだと思います。

それぞれのカテゴリーで、かなりの種類の中から選ぶことができます。

例えば、グレー地にブルーのペイズリーや(上の写真)、白地に赤と青のペイズリーなど(次章の写真)、豊富なペイズリー柄が揃っています。

そして、最もカラフルなオプションではありませんが、一番好きなのはこのブラウン·オン·ブラウンのヘリテージ·ペイズリーです。

Personal style

私のパーソナルスタイルとしては、茶色と緑を中心としたアースカラーが多いことは大きな秘密ではないですが、ネクタイやポケットチーフ、そして最近では靴下などの小物で色を表現することが好きです。

そのため、このソックスがワードローブに加わったことは、驚くことではありません。

夏に近づくにつれ、私は白いトップスとパンツといったドレスダウンした服装を着ることが多くなりますが、ソックスを履くことでネクタイを省くことができ、より興味を引くことができます。 

Conclusion


私が手に入れた膨大な数のイル·レガーロの靴下と、私が履いている靴下はこれだけという事実が、私の結論を明確に表していると思います。 

今後、より多くの人がこのブランドに気付くようになるので、この文章を後悔するかもしれませんが、エレガントであることに加えて、他のブランドでは見られない少しユニークな見た目を備えているため、靴下はさらに特別なものになります。

日本の確立した地位のメンズウェアに、また一つ日本のブランドが加わることを期待しています。


Disclaimer:

私は最初にイル·レガーロからサンプルを受け取りました。写真、プロモーション、レビューに関する同意や条件、サンプルを受け取る際やそれ以降に適用される条件は一切ありませんでした。

この記事は、私自身のスタイルの旅の一部として、またNeapolitan Japanのシリーズに加えるものとして、私自身の意志で書いています。  

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Sando Sando

Marzotto suits

Marzottoの3着のスーツはよく外出先で見かけるので、ここでは特に紹介していませんが、掲載された際にはキャプションにそのことを書いています。

特に、日本でTシャツを買うのと同じような発想で買ってきて、お直ししたものなので、興味を持ってくれた人たちと議論するのは面白いですね。

まず最初に、私が多くの皆さんと同じように、サルトリアルの旅の途中にいることは、大きな秘密ではありません。

ユニバーサルランゲージで購入したスーツはほとんど着なくなってしまいましたが、いくつかのアイテムがあり、この3着はその一部です。

このサルトリアルの旅のユニバーサルランゲージの章は、今の私に至るまでの非常に重要な章でした。試行錯誤の結果、自分に合うもの、避けるべきものを見つけ、当時は生地についてあまり詳しくなかったのですが、少なくとも生地についてもっと学びたいという気持ちに火をつけてくれました。


Marzottoのスーツに話を戻すと、残り3着とはいえ、MTMスーツでなかったのはこのスーツだけなのです。

ユニバーサルランゲージのような既製服がたくさんある中で、これはパンツとジャケットが別々に売られています。私はこのトラウザーズのモデルが好きなので、セパレートで提供することのメリットはよくわかります。

では、スーツについての話ですが、まずは生地です。

Fabric

3着ともMarzottoのものです

ベージュとブルーのスーツは、どちらもFabbrica Altaという生地です。

しっかりと織られたツイルは保温性が高く、それでいて暑苦しさはありません。

どちらもベースカラーがあり、織りの中にさまざまな淡い色合いが構成されています。そのため、テクスチャーのある布ではありませんが、かなりテクスチャーがあるように見えます。

プリンス·オブ·ウェールズのスーツの場合、生地はOrganic Projectのものです。アースカラー、特にブラウンを好む私にとって、この配色は特に魅力的です。

ブラウン系のライトグレーをベースに、ダークブラウンのチェックとライトブラウンのオーバーレイです。


Suit

先ほどのトラウザーズは、私の好きなモデルで、トラウザーズスタイルとしても全てのスタイルの中でも一番好きです。

過去に、私のトラウザーシリーズで紹介したので、詳細を知りたい方はこちらをご覧ください

当時、このモデルは、MTMのオプションとして提供されていませんでした。

これは、私がMTMを注文するときの大きな注意点であり、本質的にMTMを注文し続けなかった理由の一つでした。これは私の好みであって、他の人は違うと思っているかもしれないので、不満として指摘しているわけではありません。

私はこのモデルをトラウザーズで大量に入手し、これと一緒にスーツが欲しいと常々思っていました。

そのため、パンツとジャケットの両方を手に入れることができる選択肢を偶然見つけたとき、それを手に入れるにはこれしかないと思い、動き出しました。

しかし、スーツについては妥協がなかったというわけではなく、ジャケットの話につながります。

パッチポケットとアンストラクチャーであること以外、私の好みに合うディテールがあまりないのです。

まず一つ目の妥協点は、これは2つボタンのジャケットモデルです。それは必ずしも悪いことではなく、二つ目の注意事項がなければ、うまく付き合っていけるものでした。二つ目の妥協点はラペルがかなり狭いことです。

私はワイドラペルが好みなのですが、ほとんどのスーツやジャケットのラペルは、あからさまに広いわけではありません。

しかし、このモデルは、私が大嫌いなスキニーラペルを彷彿とさせるものでありながら、なぜか世界的に人気があります。

これはボーダーラインで、1ミリか2ミリ狭いので、正直なところ、選ばざるを得なかったでしょう。

このラペルを正当化できるのは、このジャケットのカジュアルな外観だけです。

ラペルについては、もう十分だと思います。

話を続けると、興味深い部分はここからです。

ジャケットは前述の通り、アンストラクチャーなので、上体にとっては白紙のキャンバスのようなものです。

さらに、ドロップショルダーのようなリラックスしたフィット感で、カジュアルで自由でリラックスした印象に仕上がっています。

説明を読んでから寸法を見てみると、ドロップショルダーを推奨しているのに対して、ワンサイズ下げると肩がすっきり収まることがわかりました。

また、胸囲を見ると、このモデルの意図するリラックスしたフィット感が、サイズダウンによって損なわれているように感じました。

唯一不安なのは、ウエストとジャケットの着丈です。

そのため、ご想像のとおり、これがどうなるのかかなり気になっていたのですが、私がこれを注文するときに持っていた情報とほぼ同じものが手に入ったので、結果の話をします。

ジャケットのお直しを加えたのは、袖の長さです。

正直言って、これほどまでに的を射たお直しの試みはありませんでした。

肩幅はぴったり、胸元はかなりぴったりですがボタンが閉められないほどではなく、ヒップから下はかなりテーパードがかかっています。

写真から想像できるように、ジャケットは私が選ぶとしたら短いですが、Thom Browneのようなスーツでは全然ないことは確かです。

Conclusion

前述したジャケットのモデルに関する注意点を除けば、これを入手したことに何の後悔もありません。外出用やドレスダウン用のスーツとして購入しましたが、ドレスアップする機会も多く、頻繁に着用しています。

スーツをどう手に入れるか、あるいは自分のスタイルやワードローブの幅をどう広げていくか、いい勉強になったと思います。

工夫次第で選択肢は広がります。例えば、私の友人で、トラウザーズを買った後、同じ生地のジャケットを見つけ、スーツにした人がいます。

もちろん、ヴィンテージのスーツや洋服を探して、仕立ててもらうこともおすすめです。 

いずれにせよ、Marzottoのスーツにはそんなストーリーがあるのです。


では、次回。

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Sando Sando

TLB Suede: Beautiful Ones

靴について書くのは久しぶりですが、寒い季節になり、前回の靴についての記事を投稿してから2足コレクションに加えましたので、この記事を書こうと思います。

チュッカスや黒のスエードローファーなど、欲しい靴はたくさんあるのですが、今のコレクションにはかなり満足しています。また、この記事で取り上げた2足を除けば、1年以上にわたってコレクションを履き回し、自分が何を最もよく履き、何を必要としているのか、より多くの洞察を得ることができたと言えると思います。

私が最もよく履くものといえば、それは私のコレクションの最新作でスエードのモンクストラップとスエードのローファーです。

The Shoes

まず、どちらの靴もTLB MallorcaのArtistaです。

今回、カスタムオーダーをしなかったのは、2足とも既製品のモデルとしてCity Soleがあったことが主な理由です。

二つ目は、それぞれのカラーがまさに私が求めていたものだったからです。

Specs

・117 Artista ローファー

  • Charles F. Stead Tanneryのスエード

  • Goyaの靴型

  • グッドイヤーウェルト

  • 8 SPI

  • カーフレザーライニング

  • ベジタブルタンニンの革のインソール

  • 本革のヒールスティッファナー

  • City sole

TLBのArtistaのローファーのレビューはこちらでご覧いただけます。

今回も同じ靴型とモデルですので、靴の詳細ではなく、革や使用感についてご紹介します。

モンクストラップはダブルストラップのキャップトゥです。そして私の全てArtistaの靴と同じ靴型であるGoyaで作られている靴です。

Specs

・118 Artista モンクストラップ

  • Charles F. Stead Tanneryのスエード

  • Goyaの靴型

  • グッドイヤーウェルト

  • 8 SPI

  • カーフレザーライニング

  • ベジタブルタンニンの革のインソール

  • 本革のヒールスティッファナー

  • ダブルストラップ

  • City sole

Brown Suede Leather

この二つの靴には、どの革工場の革を使用しているかは、明記されていませんが、TLBのウェブストアを見てみると、同じブラウンの色合いの他のスエード靴には、Charles F. Stead Tanneryの革が使用されています。

英国に残る数少ない有名な革工場の一つであることから、TLB Mallorcaに期待される革の品質が保証されているだろうと思います。

それも半年ほど履いた革のような印象です。

スエードは手入れが簡単で、一般に考えられている以上に様々な方が思うより雨や雪に強い素材です。

レインブーツとして履いて良いとは言えませんし、スクラッチにならないとも言えませんが、私の経験上では、例えばミラーシャインをやり直すよりも、着用後にリフレッシュする方が簡単です。

スエードかヌバックか、またダメージの状態にもよりますが、ワイヤーブラシ、スエードブロックなどの基本的な道具を使用すれば問題ないです。

Why brown suede?

何故ブラウンのスエード?

この質問への答えは、私にとって明らかですが、この靴は信じられないほど汎用性があります。

黒のスーツを着用しないと仮定すると、この靴はとてもコーディネートしやすいです。

正直なところ、先に述べた黒スーツ以外は、このブラウンの靴をコーディネートできない色は、見つけられません。

この靴は本質的にカジュアルなので、多分結婚式やビジネス会議では、この靴は正解ではありませんが、私にとってそういう場合も問題ないです。


私のスタイルにブラウンのスエードの靴を組み込むことが簡単かもしれないので、やはりスーツを着ている場合でも私のスタイルにこのようなカジュアルな靴が非常に合います。

しかし、この靴はカジュアルなのに、それでも洗練された印象をも与えてくれます。

先に述べたことに関して、靴は両方とも、ベベルドウエストとかなりスマートなシェイプもあるので、スマートな印象を作ってくれます。

例えば、もし、つま先がもっとスクエアで丸みを帯びていたら(ボートシューズのようなものを想像してください)、かなりスマートには見えないと思います。

モンクストラップの場合、その洗練された印象がより一層際立っているように感じます。

普通のレザーのモンクストラップより、スエードのモンクストラップの方が落ち着いた印象だと思います。

Conclusion

この記事はかなり短いものでしたが、TLB Artista OxfordsTLB Artista LoafersTLB Mallorcaについて、すでに前の三つの記事で技術的な側面を説明したので、これを追加記事として加えるのが良い考えだと思いました。

なので、スエードの靴を購入することをお勧めします、モンクストラップでも、ローファーでも、オックスフォードのような古典的なドレスシューズでも、私の意見では、所有することができる最も汎用性の高い靴の一つです。

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Sando Sando

Pinstripe Suit revived

今年の初めての記事は、私のスーツコレクションにおいて、初めてスーツスタイルを紹介します。

それに、新年ということで、紹介の記事のフォーマットを少し新しくします。

このブログの統計を見ると、やはり単純な紹介ではなく、特別な紹介をする記事が人気のようです。

これからの紹介記事は、もう少し紹介アイテムの特別なディテールについて説明する予定です。例えば、パターンや、生地や、新しいジャケットモデルについてです。

このようなスーツの紹介記事を書くのは、自分のワードローブを新しくすると、なぜこのアイテムを持っているのか、ということがもっとよく考えられるようになります。

今回の記事では、ネイビーピンストライプのスーツについて紹介していきます。

Specs

  • Vitale Barberis Canonico

  →  Woollen Flannel

  • 100% ウーステッド ウール

  • 340グラム

  • ジャケット No-286

    • 総裏仕様

    • 3つボタン段返り

    • シングルステッチ

    • パッチポケット

    • ラペル:9,4センチ

    • 本切羽

  • トラウザーズ S-178

    • ツープリーツ(アウト)

    • サイドアジャスター

    • 股上 27センチ

    • 裾上げダブル、6センチ

 

Fabric

このスーツために、生地はVitale Barberis Canonicoというメーカーの340グラムの「Woollen Flannel」にしました。

Fox Brothers、 ZegnaとLanificio Corradoというメーカーのフランネルも調べましたが、この生地を選んだ理由は三つあります。

その三つの理由は、価格帯と、ストライプの広さと、生地の風合いです。

価格帯については、VBCの生地はコストパフォーマンスが結構良いです。これまで、私はフランネルスーツを特に着ていません。この一年で2、3ヶ月しか着ていないスーツなので、購入するにあたり、様々な決定をする中での必要な部分は、通常より値段に重きを置きました。

しかも、今回は久しぶりにピンストライプにしましたので、本当に好きなのかがまだ分からなかったからです。

このスーツが自分に合うか疑いがあっても、前の持っていたスーツには同じVBCのフランネルがあったので、自分の経験に基づいて生地に信頼がありました。

何と言っても、思ったより今回のスーツを何回も着ていて、好きになってきました。ですが、VBCより良い生地を選べばよかったということは一回も考えたことないです。

といういことで、次の購入の理由につながります。それはストライプの広さです。


私はFox Brothersの愛好家なので、フランネルを調べた時、やはりFox Brothersのフランネルも気になりました。ですが、Fox Brothersのフランネルのストライプの広さは、自分のストライプの広さの好みと合わなかったです。

三番目の理由は、ZegnaとCorradoというメーカーのフランネルが生地の風合いと合わなかったからです。

購入前に自分がイメージしたスーツは、選んだこのVBCのピンストライプのフランネルで、風合いとストライプの広さと合っていました。

このVBCのフランネルは、フランネルが形をキープし続けられる限りそのままの形です。

私にとって生地の重さがちょうどいいので、温度を一定に、暑過ぎないよう寒すぎないようにしてくれます。

そして、この生地が着るのに柔らかくてとっても着心地の良いものだと感じています。

私が常に好きなハイツイストより、より柔らかいのですが、柔らかさがハイツイストの材質ではなく当然ですよね。

恐らく一番大切なのは、VBCのストライプはチョークストライプなので、私がピンストライプを自然に選択した理由に繋がります。

Pinstripes in my style

私にとって、フォーマルスーツ以外、ネイビーのスーツは特に興味がありません。

しかし、私のワードローブには、沢山のブラウンとグリーンのアイテムがあるので、今回二番目に注文した冬のスーツは、ネイビースーツにするべきだと思いました。

しかも、ネイビーのソリッドのスーツに興味が湧かないので、最終的にピンストライプを注文したかったのです。

昔、ピンストライプのスーツを持っていたことはありますが、筋トレを初めてからピッタリしすぎてしまいました。

この経験から分かったのは、私はパワースーツのようなピンストライプスーツは着ていないことに気づきました。

パワースーツというのは、ストライプと生地のコントラストが明確なスーツのことです。

今回のピンストライプのフランネルスーツは、Woollen Flannelのお陰で、見た目もドレープも普通のピンストライプより柔らかいイメージとなります。

この記事の下の段落に出てくることですが、パッチポケットも選んだのでもっとカジュアルな印象になりました。

最後に、チョークストライプは、ストライプが目立ちにくく、皆が持っているイメージようなピンストライプにありがちなエッジの効いた印象を少なくすることができます。

パワースーツは本来、悪いものではありませんし、私もいずれは冒険する可能性があるかもしれませんが、自分のスタイルを考えると、パワースーツを着ることはあまりないと思います。

The Suit

ピンストライプを注文したことは、自分にとって驚きなことでした。今回は、新しいジャケットモデルにもしました。

今までは皆さんがご存知のNo-269のモデルにしていました。

一方、今回のモデルはNo-286というモデルがベースになっています。参考までに、Ferlaのジャケットと同じモデルで、Loro PianaのハウンドトゥースもFox Brothersのグレンチェックも同じモデルです。

このモデルに変更した理由は2つあります。

1つ目の理由は、少し変えてみたかったからです。

このジャケットのモデルを好きなことは知っていましたが、まだスーツのセットで購入したことはありませんでした。

このスーツは、もし失敗だと思っても、恐らく買い損と感じないだろうと思ったので、このスーツを実験するには良いタイミングだと思いました。

2つ目の理由は、このジャケットのモデルは、少しカジュアルな印象があるからです。

このジャケットモデルの経験があるので、そのような実験ではありませんでした。

私はこのジャケットモデルを知っていて、次第にNo-269よりも好きになっています。それに、どのスーツも満足のいく仕上がりになっていないということはありません。

No-286はリングヂャケットのMeisterというジャケットに採用されているモデルで、やや高級感のあるモデルです。これがただの認識なのか現実なのかは分かりませんが、後者を表すディテールが見えます

ディテールを見ると、Spalla Camiciaのショルダー(全モデル共通)は、他のモデルよりシャーリングが多くて、アームホールが高くカットされているのが特徴的です。

これは仕立ての状態に努力と工夫がされていることを表しています。


また、このモデルは、既製品なのに私の上半身にフィットしています。

唯一、生地の違いでフィット感が若干変わるのは気になるところですが、カスタムオーダーの場合はもちろん問題ないです。

No-286のラペルはNo-269と同じ幅ですが、ゴージが低く、ゴージラインが少し下の方に傾いています。

No-269のラペルの幅と、幅感と、見た目は満足なのですが、No-286の方が幅が広く見えると思います。これは、先に述べたゴージが低いことと、No-269より丸く膨らんだベリーのお陰だと思います。

先ほども伝えたように、ピンストライプとのバランスを考えて、できるだけカジュアルなスーツにしたかったのですが、このジャケットモデルはNo-269よりもうまくカジュアルさを表していると思います。

トラウザーズはS-178モデルをベースに作られています。このブログを長く読まれている方ならもうご存知だと思いますが、私のトラウザーズのほとんどがこのモデルなので、もうディテールは伝えなくても分かるかと思います。しかし、初めて読まれる方は、このトラウザーズのモデルについての記事を読んでいただければ、すぐに分かると思います。

また、ライズについてはこの記事、フィットについてはこの記事を読むと、このトラウザーズへの理解が深まり、私が選んだ理由もよく分かります。

Conclusion

ネイビーピンストライプ...誰が考えたのでしょうか。先に述べたように、ピンストライプのスーツを手にするのは初めてではないので、このようなスーツに全く馴染みがないわけではありません。

しかし、今回の購入で、自分の好みやスタイルがもう既にあったので、それに合ったものが欲しいという意識が強くなりました。このピンストライプのスーツはかなり気に入っていて、すでに夏用の生地も購入するかもしれません。

このように、最初は自分のスタイルに合わないと思っても、いろいろと取り入れることができます。スーツのディテールもそのひとつです。そして、はっきりどのようなコーディネートをするかというイメージがあれば、自分のスタイルに現れます。

この結論の中で最も興味深いことは、ジャケットのモデル変更のことです。これは賢明な選択だったと言えるだろうし、このNo-286のモデルがNo-269の代わりのモデルとして良いと確認できました。

私はどちらのモデルも好きですが、両方の選択肢に精通していることで、生地やパターンによってある種のルックを作り上げる手段が増えました。

もうひとつは、このモデルはややカジュアルな印象がありますが、肩の作りやアームホールのカットなど、どこか高級な印象を与えてくれる点です。 

これでうまくピンストライプクラブに改宗できたかどうかは、まだまだ分からないですが、時間が経てばわかるでしょう。

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Sando Sando

Trousers pt. 3: fit

この記事はトラウザーズについての最後の記事となります。この最後の記事は、お直しの好みについての説明です。

この前の記事を読みたい方は、是非、下のリンクからご覧ください。

様々な人のトラウザーズを見る時は、トラウザーズのスタイルとモデルより、基本的にその人が頼んだお直しの結果を見ることとなります。

そういう私のお直しの好みは2年前に比べると、やはり少し変わりました。

一応、自分のトラウザーズのフィットについて教えると、それはリングヂャケットのパーソナルオーダーのトラウザーズに関してです。

リングヂャケットでも、Universal Language Measure’sでも、元々、自分の好みで買ったトラウザーズは、今の好みより短く、もっとテーパーがあるトラウザーズとなります。ですので、今の好みの立場から合わないです。

そのトラウザーズはまだ履いていて、特に夏のためのトラウザーズはもう少し短いのが好きなので、たまにどのようなフィットか好きなのかが分かりにくいかもしれません。

Thoughts on preferred fit

まず、前のようなスリムフィットなテーパーという好みは、次第にやめるようになってきました。私はまだテーパーが好きですが、もう少しだけ緩いフィットが理想ということが分かってきました。

というか、1センチだけが変わった場合もありますが、1センチしか変わらなくても、見た目がなんとか違う感じになると思います。

その上で、様々な面で好みも少し変わりました。その面は:

一つは、シーズンです。例えば、夏のためのトラウザーズはたまにもう少し短くすることがあります。


もう一つは、生地と色です。これは基本的に裾幅に関しています。例えば、ネイビーやダークグレーは自然にもっと細く見える色です。そして、フランネルは厚い生地なので、好みが変わる可能性があります。


Measures

スタンダードの好みとして言うと、裾幅の17~18センチですが、ほとんどは、17センチです。

太もものまわりは大体33センチにして、裾までナチュラルなテーパーを頼みます。

先に書いたように、テーパーの好みが変わったと述べても、今の好みも結構テーパードスタイルですよね。

人によると、それは良いかどうか、様々な意見があるのだと思いますが、自分の好きなスタイルにするのが正解です。

他の人の意見に合わせたら、自分のスタイルとは、次第に言えないようになってしまいます。

これは私が好きな好みで、正しいか正しくないか、ということではなく、みなさんが他の人の意見を問わず、自分の好きな好みでするのがオススメです。

So, about length. 

長さについて~

私が投稿している写真を見ると、好みの長さは分かりにくいと思います。立ち方やポーズによると長いか短いか、どちらかが見にくいです。しかも、履く靴によって、見た目が変わります。

一応、いつも頼んでいる好みの長さは、ちょうど靴のベロの上までのような長さです。革靴は全てTLB Artistaという靴なので、同じ好みでちょうど良いのはわかります。

ということは、普通に立ったら、靴のベロでちょうど止まるトラウザーズとなります。

その理由で、ローファーを履いた時は、少し短く見える長さということもあります。

こういうことは、なんとか分かりにくいようですが、上の二つ写真を見ると、より分かりやすいと思います。

グリーンとブラウンのトラウザーズは同じ好みで、同じトラウザーズなのに、長さは全然違うイメージとなるでしょう。

理由の一つ目は、右の写真には、ローファーが履いているという理由です。もう一つの理由はもしかすると、トラウザーズはもう少し上に履いているから、かもしれません。

A final note on preferences

このような好みを好きになった理由は、基本的に二つ理由があります。

一つ目は、元々テーパードパンツが好きだったという理由です。なんとか当然ですよね。

二つ目の理由は、私のような身体の人はいつもオススメがストレートレッグというフィットとなりますが、本当にそれは好きではありません。

レゴのような組み立てセットで、足はただ身体に付けたという見た目という気分になります。

一応、それは、私の場合だけで、他の人はそういうフィットが似合っていると思います。

長さについては、靴のベロをかけるのも、斜めのヒールまでのカットも好きではありません。

また、これは自分の好みの話限定なので、このようなスタイルが好きな方は勿論、全然問題ではありません。何と言っても、みんなが同じスタイルという世界になったら、つまらない世界になると思います。

トラウザーズスタイルについての結論~

私は、私と違うスタイルを見るのが非常に好きです。先に書いたレゴとの比較は、本当に私がそういうスタイルにする場合だけということです。このスタイルをちゃんと着こなしている方は沢山いて、非常にエレガントです。そういうスタイルを見たい方にはこのインスタグラムのアコウントが特におすすめです。

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Sando Sando

Fall & Winter Jackets

近頃は地域によって、次第に寒くなったり、秋の気配も感じたりして、いつの間にか気がつくと冬になってしまいます。

インスタグラムなど見ると、やはり皆さんがもうフランネルやツイードを出しているらしいです。

同時に、私は京都で、ある日、28度なのに出来るだけ秋のようなアウトフィットのコーディネートをしてみました。

(エディット:この記事を書きながら急に寒くなってきました。もう今年の秋は過ぎ去ってしまったのでしょうか)。

私は北欧で育ったので、冬は何度になっても、寒くなっても、耐えることは全然問題ではありません(笑)。勿論コートを着ますが、コーディネートしたい時以外は、1着のレイヤー以外は必要ではありません。

つまり、2着のレイヤーで、薄いニットとコートで満足です。

些細なストーリーなのですが、それで今年は、冬のために買ったジャケットの理由は分かると思います。


Light Cloths

まず私は、大体、夏のためのジャケットの半分を秋冬のアイテムとして着続けます。それは、そのジャケットの色やパターンが冬のような雰囲気と合うからという理由です。その上で、軽い重さの生地だからという理由もあります。

私の立場から、軽い重さのジャケットがレイヤリングために、非常に良いと思います。

ジャケットは、ほとんど風通しが良い平織なのに、コートの下に着ると、断熱が出来ます。

しかも、沢山のレイヤーになるときは、厚い生地より分厚い感じとならないのです。

今年の秋冬アイテムとして着るジャケットについては、この記事と、この記事も、書きました。

選んだジャケットの中では、4着が特に冬のようなイメージを与えると思います。その4着は、Dragoのブラウンのウィンドーペーンジャケットと、Carusoのコットンヘリンボーンジャケットと、Ferlaのグリーンウィンドーペーンと、E. Thomasのボルドーチェックのジャケットです。


また、このようなライトウェイトなジャケットで新しいジャケットの話しについては、今まで、2着を手に入れました。

勿論、この2着は、夏でも着れますが、何故冬のために買ったのかが、分かると思います。

Lanificio Di Pray

やはり、ライトウェイトなジャケットも、へービーなジャケットも、全てリングヂャケットで買いました。

1着目は、Lanificio Di Prayのメーカーのブラックワォッチ (Black Watch) というパターンのジャケットです。厳しい愛好家からすると、多分このジャケットを冬に着るのは反対するかと思いますが、この生地は210 グラムで、42%シルクで、 30% リネンと、28%ウールが含んでいる生地です。

実は、このジャケットが去年のモデルなので、オンラインでしか手に入らないジャケットでした。届いて、初めて見た瞬間は、ガッカリしましたが、すぐ考え直して、逆に安心が出来ました。

何故かというと、この生地のパターンは思ったより明瞭ではなく、真のブラックウォッチという印象ではなかったです。

ですが、その理由こそ、コーディネートがしやすいので、安心が出来ました。明瞭なブラックワォッチは、勿論いつでも着ても良いですが、特にクリスマスからニューイヤーズイブまでの限定という印象があります。

ですので、このようなブラックウォッチなら、いつでもネイビーブレザー代わりにコーディネートが出来ると思います。

しかも、このようなデリケートなパターンなので、エレガントで、ブラックウォッチを気がつける人は愛好家しかないぐらいと思います。

Balloon

2着目のジャケットは、リングヂャケットオリジナルのBalloonという記事のジャケットです。

やはり、また初めてのBalloonジャケットと同じように、オリジナルBalloonのタグが非常に好きで、このジャケットにもタグついてあって嬉しかったです。

生地の見た目は、ブラウン系のチェックで私のスタイルとピッタリです。この生地は特にテクスチャーがないので、コートとコーディネートしやすいです。

Heavier Cloths

この部分は、コートなしでジャケットだけで足りているようなヘビーな生地が欲しかったです。

パターンについては、大きめのトラディッショナルなパターンの生地を気になりましたが、今年それはトレンドになったようなので、まだ考えています。

一応、オーダージャケットの部分は、まだ注文していないので、多分その部分を決めた時に考え直しが出来ます。

Loro Piana Pecora Nera

1着目のジャケットは、この素晴らしいLoro Pianaのハウンドトゥースです。

Loro PianaのPecora Neraという生地は、ナチュラルな生成りウールファイバーを含んだ生地です。

ということは、ハウンドトゥースのブラウンの部分は、自然に出来た色です。しかも、この生地が非常にソフトな感じです。500グラムで今回の目的とよく合うと思います。

欲しいジャケットのリストを作った時は、特に既製品かオーダージャケットか、決めてなかったのですが、このようなジャケットはリストに入っていて、既製品で手に入れることができて、嬉しかったです。

元々は、ブラウンと赤とネイビーのもう少し薄い生地も欲しくて、また注文する可能性があります。

それでも、このジャケットには非常に満足にしています。


Fox Brothers

2着目のジャケットで、欲しい大きめのトラディッショナルなパターンのジャケットを手に入れました。

大きめのパターンをやめるという考えが出たのに、やはり、リングヂャケットがFox Brothersから依頼した生地なら買うしかないです。

しかも、大きめグレンチェックで、グリーンやブラウンの色も含んでいてオレンジのオーバーレイがある生地です。

本当にこの生地は私ために作ってくれた生地という気分です(笑)。

大きめなグレンチェックは珍しいというわけではないですが、このパターンは特に大きいです。460グラムなので、結構重い生地です。


Ring Jacket Original Fabric

最後のジャケットは、ウールの大体400グラムのリングヂャケットのオリジナルファブリックです。

重いのですが、他の2着より軽いですよね。私がアーストーンが好きなので、このようなグリーンでブラウンのウィンドウ·ペンは、また私のスタイルとピッタリです。


Conclusion

今回の結論はこの記事の中で見つけられると思うので、はっきり出さないです。

一つの部分については、秋と冬なのに夏のアイテムを着るという部分です。

色やパターンが秋冬のような雰囲気と合うなら、全然問題ではないと思います。

ただ、リネンやしじら織り(シアサッカー)などは、遠慮した方が良いと思います。それでも、実は、私は秋でも冬でも、リネンシャツやリネンが含んでいるシャツを着ます。

スーツやトラウザーズは、フランネルやツイードが冬に合うという説明は、特に必要ないと思います。

なので、それらに関して記事を書く予定はなく、様々な買う物の紹介を書くと思います。

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Sando Sando

shirt Talk: fit

このシャツの直しについての部分は、元々シャツの紹介の記事に入れようと思いましたが、やはり情報が多く、この別の記事になってしまいました。

シャツのフィットについては、パーフェクトなフィットということをなかなか出来ないという印象が ずっと前からありました。

しかも、自分の好みが変わる可能性もあると思います。

しかし、既製品のシャツは、そのままで良いフィットがあるわけありません。

そういう期待は当然ではありません。

この記事は既製品のシャツを直す場合についてです。

A note since last article

前回のシャツについての記事を書いた時、様々なシャツは自分が好きなフィットの形ではありませんでした。最近購入したリングヂャケットのシャツとErrico Formicolaのシャツ以外は、沢山シャツを持っていますが、まだ直しは行っていないままでずっと合っていました。

shirt Talk: first note」という記事を投稿してから、やっと勇気をまとめて、United ArrowsとSovereignのシャツを直しするために出しに行ってきました。リングヂャケットのシャツとErrico Formicolaのを、両方のスタイルより一般なスタイルなので、少しだけテーパーのような形にしました。

The fit

シャツの好きなフィットは、ジャケットの好みと違い、もう少しテーパーが好きです。自然に上体の形と合うテーパーが好きです。そして、ウェスト周りの生地が出ないようなテーパーが好きです。こういう好みが普通という印象なのに、簡単にできるというわけではないです。

私の上体は、ドロップという言葉で言うと、ドロップ 7ぐらいです。その上、背中から腰までは結構曲がるので、シャツの生地が腰周りから出る可能性が高いです。

シャツのお直しの様々な面については、特に二つの面が決定と関係あります。

その二つの面とは、シャツのスタイルとシャツの生地です。

例えば、リネンのシャツは、スキニーフィットまでお直ししても、腰周りから生地が出てしまう可能性が高いです。

一方で、軽いコットンで作ったシャツは、特にテーパーをしなくても、テーパーがあるようなシャツに見えます。こういう知識が自分にない場合、お店のスタッフの経験に頼ることのが良いと思います。

私の場合は、通常、お直しの方法は二つあり、それはシャツの横の縫い目を細くするか、ダーツを入れることという方法です。当然ですよね。

たまには、お直しは、その方法の一つだけで足ります。その決定は、また既製品のフィットか生地によります。

Current style

何と言っても、私はナポリタンスタイルが好きで、シャツにおいてもナポリタンスタイルを次第に好きになってきました。ただやはり、シャツのテーパーの好みに影響がありました。

このようなシャツは、もう少しゆったりな感じが良いと思います。

このようなシャツは、袖がゆったりで、肩の「グリンザ」 (シャーリング)もそういうイメージを作るので、テーパーを細くしすぎると、等身的にも少し変な形になる可能性があると思います。

ですので、テーパーをしすぎず、腰周りの生地があまり出ないようにするテーパーが正解だと思います。

Shirt Conclusion

今の状態は、

リングヂャケットのシャツが基本的に自分の好みと合っているシャツという結論です。このシャツは全て、袖の長さ以外、ダーツなしで横の縫い目を補足しました。

Errico Formicolaのシャツの場合は、既製品の中では一番私の身体と合うシャツです。ですので、このシャツのお直しについては、袖の長さを短くしたことだけでした。まだ、今後ダーツにするかを考え直す可能性がありますが、まあまあ満足です。

最後に、United ArrowsとSovereignのシャツはモダーンフィットというテーパーになったと思います。特にスリムフィットでもないし、ゆったりでもないし、ノーマルなフィットという形になったと思います。袖の長さ以外は、リングヂャケットのシャツと同じように横の縫い目を細くしました。

一応、この記事を書いた理由は、様々な方から「どのようなお直しが良いのか」という質問があったので書きました。今後シャツについての記事は、今回の記事を読むと、分かりやすくなると思います。

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Sando Sando

Trousers pt. 2: rise

一応、ベルトループについての意見は、もう知っている方が多いのでは、と思います。

そして、ずっと前から記事を読んでくれた方は、裾ダブルについての私の意見もわかっているかと思います。

ライズについても、結構私の意見が分かるかと思いますが、今回はライズの様々な面についてを伝えたいと思います。

この記事は、プリーツがあるハイライズトラウザーズについてです。

What to consider?

まず、勿論、自分の好きなスタイルにするのがオススメですが、合理的にライズは身長やボディタイプで決めることです。

背が高い方は、ハイライズパンツにする場合、基本的に一つの理由があります。それは、上体が下体より長い人の場合です。

Why high rise?

私の身体は上体と下体は一般的なので、ハイライズが好きという理由もありますが、やはり、ハイライズにすると、背がもっと高く見えるという理由もあって好きです。

また、もっとエレガントな見た目となると思います。

「足長いですね」というコメントを貰いたい方には、ハイライズがオススメです (笑)。

ハイライズには、身体の見た目に良い影響がもう一つあります。

一応、私は結構肩が広い身体なので、スーツのカットによって、もっと広く見えるのは特に必要ないです。

実は、その理由で、ヨーロッパでよく見るエクストリームなテーパーにしたくなく、カジュアルなフィットが好みです。

ちなみに、ハイライズのもう一つの身体の見た目の影響は、上体というか、肩がもっと広く見えるということです。

肩がもっと広く見えるという二つ目の良い面は、下の写真でなかなか分かりにくいです。写真はいつものコーディネートの写真ですが、左の写真でなんとか分かると良いのですが。. 

ハイライズについては、最後にもう一つの良い面があり、一応、それは一つか二つの丈があるパンツの場合です。

その面は着心地が良いということです。

やはり、もっとゆったり動けるので、ハイライズがオススメです。

Pleats

逆の立場から、つまりプリーツが欲しい方の立場からすると、ハイライズのパンツにした方が良いと思います。これは、個人的な意見なので、普通かローライズパンツでも勿論プリーツでも問題ないです。

ですが、そういうパンツにプリーツにしたら、ヒップやお尻まわりの形が丸くなる可能性が多いです。普通のライズやローライズの場合は、ヒップ周りがずっと丸くなる見た目のままになるトラウザーズだと思います。

ヒップ周りが少し丸くなる見た目は、グルカパンツという一つのトラウザーズしか合わないと思います。

ハイライズにする場合は、ウエストやプリーツや、もう少し上のポジションとなり、着心地で、綺麗なラインになります。

Taper

私のようなテーパーでも、勿論問題ないです。テーラードウエアの愛好家の中で厳しい方は、多分反対する可能性が高いと思いますが、自分の好きなテーパーにするのがオススメです。結局、自分の好みが一番ですよね。

ただ、注意が一つあります。トラウザーズの上の部分を細くすると、プリーツが広がってしまう可能性が高いです。そして、ポケットも出てしまう可能性が高いです。

プリーツを広がらないようにするためのオススメは、一つか二つ上のサイズにして、お直しを行い、自分のサイズに合わせるということです。そうすると丈のポジションがもう少し広くなるので、プリーツが広がらないようになります。

もう一つは、どのようなテーパーにするかのは、元々トラウザーズのカットによるという面もあります。様々なトラウザーズはテーパーにしても、問題ではないですが、若干トラウザーズはテーパーに合わない場合もあります。

例えば、私が持っているトラウザーズの二つのモデルを見ると、リングヂャケットのトラウザーズが私の好みに合うと思います。逆に、Universal Languageのトラウザーズは、なんとかカボチャパンツというイメージになる可能性があります。それでも、Universal Languageのようなトラウザーズはそういう見た目と合うと思います。しかも、夏のトラウザーズなので、特に問題ないです。

最後に、裾ダブル(特に、丈があるトラウザーズ)がオススメです。

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Sando Sando

Trousers pt. 1: model

前回の「no More belt loops pt. 2」という記事のトピックを続けると、今回の記事は自分のトラウザーズスタイルについて書きたいと思います。前回の記事を投稿してから、非常に良いフィードバックをいただきました。本当にありがたいです。みなさんありがとうございます。

一応、フィードバックについては、ブログでも、インスタグラムでも、ほとんどコメントは私のトラウザーズについてです (ネクタイ以外 笑)。様々な方からは、特に「このスタイルは何というのか」と「どこで買えるのか」という質問が多いです。ですので、トラウザーズについての三つ記事を書きます。この記事は持っているトラウザーズのモデルについてです。

Trouser Style

私が履いているトラウザーズは、別のトラウザーズでも、スーツのトラウザーズでも、二つのスタイルです(というか、モデル、があります)。両方とも、共通点は、ハイウエイストで、ツープリーツとサイドアジャスターがあるというディテールです。

もう一つのモデルはもうそろそろ届きますが、そのモデルについて書く予定もあります。

一応、そのモデルは基本的に同じスタイルですが、ワンプリーツというモデルとなります。

Universal Language

まずは、Universal Languageの既製品のトラウザーズです。このトラウザーズはグルカみたいなスタイルのトラウザーズです。初めて買って、履いてから、このモデルを非常に好きになってしまって、このモデルの全ての色と生地を揃えてしまいました。

このモデルを気になっているヨーロッパの方は、「Pini Parma」というブランドを探すのがオススメです。

このモデルのウエストバンドは5.5センチで、結構太いです。それと長いボタンファスナーのおかげで、非常にエレガントなウエストラインになると思います。


ウエストバンドのボタンファスナーは、二つボタンで、ウエストバンドの真ん中から10センチを伸ばしています。

既製品のものは、ウエストバンドの下にフラップコインポケットもあります。また伝えると、

最後にツーアウトプリーツとサイドアジャスターもあります。

このようなモデルは、自分のようなスタイルと合わせて、好きなシルエットが出来るために、直しが必要です。お直しについては、次の記事に書きます。


Universal Languageで出来たオーダースーツは、肩のサイズが狭すぎてもうなかなか着れないですが、一応、このスーツのトラウザーズも同じモデルでした。ただ、長いのようなボタンファスナーはオプションではなかったので、それはちょっと残念でした。この記事の写真は、Universal Languageのスーツですが、他のジャケットのモデルなので、この2着のスーツについては今度紹介します。

上から下まで:Ring Jacket、Universal Language、Universal Languageのオーダースーツ。写真で、ボタンファスナーの長さの見た目を見せます。

このようなモデルの場合は、長いボタンファスナーが非常に必要だと思います。

なぜかというと、短い場合は、エレガントなスムーズなウエストラインが出来てないということです。


Ring Jacket

リングヂャケットの持っているトラウザーズは全て同じS-178というモデルとなります。

リングヂャケットのカスタムなトラウザーズもこのモデルのベースで、股上を長くしたトラウザーズです。

他の好みもトラウザーズの目的によると、バックポケットのボタンを無くして、前のボタンファスナーのループを無くして、という好みもたまにしました。

このモデルは既製品として、股上は大体24センチとなるモデルで、カスタムなバージョンは27センチです。

下の写真は、左がカスタム、右は既製品です。

このモデルのウエストバンドの太さは4センチです。ウエストバンドの太さの場合、それは、結構な太さです。

ボタンファスナーは、ワンボタンで、長さは13センチなので非常に綺麗なウエストラインとなります。

Universal Languageのトラウザーズのモデルと比べて、共通点があっても、リングヂャケットのトラウザーズは、普通よりワンランク上に見えるスーツのトラウザーズと近いイメージだと思います。

最後に、このモデルもツーアウトプリーツで、サイドアジャスターがあるモデルです。

Conclusion 

この記事は特に私のトラウザーズが気になる方のために書きたかったのですが、他の方もこの記事を読んでインスピレーションが出てきたと良いですね。

もし元々このようなトラウザーズスタイルが好きじゃない方が読んでも、意見が変わらない場合は、勿論問題ではないです。

結局、最後には自分の好みが一番必要です。

この記事で教えたディテールで、ビスポークかカスタムオーダーで、このようなトラウザーズにしたい方が、何かしらの知識を得ることが出来たと良いですね。

最後のオススメがあります:

絶対に、長いボタンファスナーにするのがオススメです。そうすると、綺麗なウエストラインが出来て、エレガントな見た目となります。

上は、様々なボタンファスナーの長さ、一つと二つのボタンとサイドアジャスターのポジション。

サイドアジャスターのポジションに関しては、私は特に好みがないです。リングヂャケットのモデル(左)はもう少し下となっているポジションです。Universal Language(右以外の三つ)はちょうどウエストバンドの真ん中のポジションになります。両方ともポジションは良いと思います。

パンツを見ている時と履いているとの見た目は違うので、試着して決定した方が良いと思います。サイドアジャスターよりボタンファスナーの方が気になることが必要だと思います。

左の2着は、長いボタンファスナーで、短いボタンファスナーより良いと思います。

もし、右の2着のようなファスナーというオプションしかない場合は、実は、一番短いボタンファスナーがオススメだと思います。

最後に、裾ダブルがオススメです。それは、特に丈があるトラウザーズの場合です。

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Sando Sando

shirt Talk: first note

私のサトリアルなジャーニーには、実は、今まで特にシャツに集中していませんでした。

第一優先ではなくても、良いクオリティのシャツが好きで、欲しくないと言うことではありませんが、せめてワードローブのシャツの分は、次第にアップグレードが出来てきました。

まず、今までのシャツのことについて説明したいです。まだシャツは、消耗品のように見える洋服ということなので、短い平均寿命という印象があります。

今までの様々な記事でも伝えましたが、私は日本の気候で特に夏の気候になかなか慣れることができないです。その理由で、私の場合、元々寒い気候の国に住んだ時より、シャツの愛好家が嫌いなカラーステインになりやすいです。

しかも、クリーニングやなど様々な綺麗にする方法があるのに、なかなか取れないシミがあるのは、サルトリアル的に、一番怖いですよね。一応、この理由で、よくストライプがあるシャツを着ているので、それで安心が出来ます。

最後に、筋トレもしているので、肩や胸のサイズが一年中結構変わリます。去年からわざわざ一個上のサイズにしましたが、いつもの「ノーマルなサイズ」も下がったり上がったりして、ジャケットに影響がなくても、シャツには影響があります。

つまり、私はメンズウエアーの知識が急に増えていき、ワードローブのアップグレードについてはスーツなどに集中し、元々のシャツについての不安という3つのことがあったので、シャツをアップグレードするのは遅れてしまいました。

ビスポークのシャツにするのはまだまだですが、一応、シャツのアップグレードのプロセスは夏の少し前から始まりました。

様々な不安はまだ残っているので、新しいシャツはまず二つの好きなブランドの既製品にしました。

その二つブランドは、「Errico Formicola」というブランドと、「Ring Jacket」の「Ring Jacket Napoli」というラインです。

両方とも、今までたくさん経験があり、スタイルでも、クオリティでも、いつも非常に満足できるからです。

しかも、両方とも好きなナポリタンスタイルです。

この二つのブランドのアイテムは既製品ですが、既製品としても、上品なアイテムです。

一応、元々の不安が未だありますが、上品という理由で、徐々にトコトコ良いシャツができるファーストステップだと思います。今はやっとこの二つのブランドで、最初のアップグレードができて、シャツの基本なベースがあるので、来週か再来週にご紹介します。

是非、楽しんでください。

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Sando Sando

no More belt loops pt. 2

昔からサヴィル・ロウによる格言は、「ジェントルマンは絶対にベルトにしてはいけません」です。

私にとっては、同じような考え方で、テーラードウエアを着る場合にはパンツのベルトループも無くなってしまいました。

みんなの言う通りで(せめて私が)、ベルトの代わりにサイドアジャスターかサスペンダーがもっといいと思います。

だって~

(一応、この記事は「no More belt loops」という記事の続きではなく、リニューアルとして考えた方が良いです。)


勿論、人それぞれ好きな物を自由に着ることが出来ますものね。実は、ベルトは時々ジャケットを着ない時につけたり、それぞれのビジネスウェアや、なんとかエレガントな見た目が出来ている人もいると思います。

ですが、ベルトループがあるパンツの場合は、なんとか難しい窮地になると思います。

ベルトをつけないと、特にエレガントな格好にならないと思います。ウエスト周りに立っているストラップがそのままで野暮ったい見た目となります。

一つ目のソルーションは、サイドアジャスターです。

世界中には、まだローライズトラウザーズが正解と思っている人が多いですが、一応、私はローライズのアピールポイントが全然理解できないのです。そういうローライズパンツにベルトを付けると、ただ身体の等身サイズが比例的にもっと変なようなイメージに見えるでしょうか?

ただ背が低く見えるということではありません。その上で、ベルトにすると、周りの人がそのベルトのせいで下になっているウエストラインで下半身が短く見えてしまいます。

しかも、ベルトのせいで、ベルトに視線がいってしまいます。

この意見は、特に背が高くない人の立場からいう意見なので、人は自分のボディタイプに基づいて、ライズ、ベルトとサイドアジャスターなどを決定するのが良いと思います。

それでも、個人的に言うと、ボディタイプを問わず、ベルトやベルトループは特にエレガントではないと思います。ウエストラインは綺麗なエレガントの見た目が良い思います。

この意見に反対している方からは、「サイドアジャスターでもそういう綺麗なウエイトラインに邪魔するよね」という議論がよく聞いたことあります。

答えは、個人的に言うと、前から見るとなかなか見えなく、ベルトよりエレガントな印象なので、そういうことではないと思います。

また言うと、これは真実ではなく、個人的な意見です。

まだベルトループがいいと思っている方が、この結果で毎日ベルトすることになると、本当にせめてなんとかハイライズがあるトラウザーズにするのが良いと思います。

一応、ベルトか、アジャスターか、サスペンダーか、どれにしても、ボディーラインを綺麗に見せるためにハイライズにすることをおすすめします。

ライズもボディタイプによっては、何センチが正解かということは変わると思います。

私の場合は、26~27センチが好みで、それで、ちょうどおへその上になります。

ライズについては、また今度記事を投稿する予定がありますが、やはり、ライズと言う面もベルトと同じような議論になることらしいです。

一応、ライズは今日のトピックではないですよね。

続けると、もう一つのベルト代わりになるソリューションはサスペンダーです。

私は、今まで特にサスペンダーをしたことがないです。

最近、ウェストが本サイズより痩せている時が多くて、その時はサイドアジャスターが足りていないので、やはり痩せている時はサスペンダーが良いと思いました。

実用的にサスペンダーを使う理由は結構当然だと思います。

見た目的には、また人の好みによるということになると思います。

個人的に、サイドアジャスターと同じように、サスペンダーはクラシカルでエレガントな印象を与えるてくれます。実用的に使うのが必要ない場合でも、アクセサリーとしても使えると思います。

結論については、ベルトが好きな人でも嫌いな人でも、サイドアジャスターがあるトラウザーズかサスベンダーをつけるのがお勧めです。そうでないと自分のスタイルやボディタイプに合うかどうか分からないですよね。



Photos: My own. Sketch: Image by Anderson & Sheppard via www.anderson-sheppard.co.uk/haberdashery/style/trousers-2/”

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Sando Sando

Ferla / No-286

ジャケットについては、1着ずつスーツのプレセンテーションのような記事を書く目的はないです。ですが、今回のジャケットは初めてリングヂャケットのNo-286というジャケットモデルなので、紹介したいと思います。

しかも、今回のジャケットの生地は初めてFerlaというメーカーが作った生地なので、ジャケットも、生地も紹介をするのに適していると思います。

Specs

  • ファブリック: Ferla

  • 290グラム

  • ウール37%, ナイロン 25%, シルク 19%, リネン 19%

  • リングヂャケットモデル No-286

  • 平織

  • 半裏

  • 3つボタン段返り

  • パッチポケット

  • ラペル:9,4センチ

  • 本切羽

 

No-286 Jacket

一応、このモデルのような見た目については、結構「モダンルック」ということは聞いたことありますが、実は、私にとって、リングヂャケットNo-269というモデルの方がモダンっぽいと思います。どれがモダンかトラディショナルかを問わず、両方とも、非常に綺麗なモデルだと思います。

No-286というモデルは、リングヂャケットが作っているモデルと全て同じように、ナポリタンスタイルのインスピレーションで作ったモデルだと思います。

ソフトショルダーで非常にエレガントな「グリンザ」 (シャーリング)があり、3つボタン段返りとなるモデルです。

ジャケットのカットについて、私の身体の場合は、このNo-286というモデルが特に優しくないです。今まで全てのスーツにNo-269というジャケットモデル使った理由は、胸がもう少しゆるいので、そのベースでテーパーをして、綺麗なシルエットが出来ます。

一方で、No-286というモデルはアームホールを小さくカットしたモデルで、胸周りもNo-269より狭いというモデルです。勿論、高いアームホールが非常に良いですが、このモデルだとなかなか動けない可能性があるくらい狭いです。ですので、このモデルは、生地によって、フィットが出来るかどうか変わります。

結局、このモデルは、フィットが出来るとNo-254というモデルと同じようにピッタリで非常に綺麗なシルエットが出来ます。No-286とNo-254というモデルも、そのピッタリなフィットが出来る場合は、リングヂャケットのこの二着とも一番綺麗なシルエットになると思います。

No-286というモデルはノッチラペルがあり、少し角度が下となっているゴージです。それ以外は、ラペルの形は、No-269というモデルのシャープなVシェープの代わりに、もう少しダイアモンドのようなシェープがあります。

それでも、ラペルのベリー (ラペルの下の部分)は少し広めで、少し丸くなっている形です。

No-286というモデルは、フィットが出来たら、今度のオーダースーツにしたいぐらい綺麗なモデルだと思います。

Ferla fabric

私は基本的には、ナイロンやポリエステルなど、というか全ての化繊があまり好きではないです。

勿論、有名なミルとマーチャントは知識があり、化繊でも非常に良い生地を作っています。その理由で、Ferlaというメーカーの名声でこの生地も信頼できました。

一応、化繊は基本的に悪いという意見ではなく、ただ、基本的に天然繊維で作った生地の方が好きということです。何と言っても、Vitale Barberis Canonicoでも、Holland & Sherryでも、化繊も生地に含んでいるので、化繊で良い材質があるのはその理由で勿論分かります。

このFerlaの生地は本当にテクスチャーも色も、今まで見たことないくらい素晴らしいです。リングヂャケットがこのジャケットを紹介してから、買いたいという決定に結構数ヶ月もかかったのですが、買ってよかったです。

ナイロンに関しては、調べると、やっぱり良い材質があるらしいです。伸縮性以外は、クーリングという材質もあります。

それでも、この生地は夏のジャケットとして、結構厚いですので、夏のピーク時は着れないと思います。一応、このジャケットを買った時は、春と秋のアイテムとして買いました。

生地のテクスチャーは、ブークレのようなテクスチャーで非常に興味深いです。ブークレというテクスチャーは、よくウーマンズファッションのアイテムで見つけられますが、メンズにもあるのは面白いと思います。やっぱり男性達がもう少し自分にチャレンジすれば良いと思います。

そうと言っても、この生地のブークレのような見た目は、バランスがあり、上品な感じです。

Conclusion


No-286 Jacket

このモデルがカジュアルな感じでも非常にエレガントなモデルです。ラペルもショルダーも非常に綺麗です。スーツやジャケットのシルエットの目的によると、このモデルとNo-269というモデルは、両方とも良いモデルです。

個人的にいうと、No-269というモデルはNo-286よりフォーマルな見た目だと思いますが、逆に反対の意見もある人が多いようです。カジュアルな見た目が良いならNo-286がNo-269より良いと思います。

一応、No-286のような材質があるジャケットでもフォーマルな見た目が欲しい方は、No-254というモデルがお勧めです。 (スーツの場合はNo-254というモデルはNo-253という名前で呼びます)


Fabric

このFerlaの生地は素晴らしいです。全て持っているジャケットと全然違う見た目で、色でもテクスチャーも、本当にカジュアルでも綺麗だと思います。ジャケットの生地を探している方は、Ferlaが絶対にお勧めです。私はジャケットの生地なら、結構Carlo BarberaやDragoなどが好きですが、やっぱりFerlaも好きなメーカーのリストに入れました。

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Sando Sando

Fox Air

Fox BrothersのFox Airという生地は、ハイツイストと夏のための生地についてリサーチした時に見つけた生地です。初めてFox Brothersのオンラインサイトに見た瞬間、非常に気になり、ものすごく綺麗な生地だと思いました。お店で直接目で見た時は、最初の印象の再確認ができました。

このような良い印象なのに、何故かこの生地でスーツを注文したのは、やっと4着目のオーダースーツでした。しかも、Crispaireのスーツの色は、このFox Airを注文したいと思ったので、Crispaireのダークブラウンにしました。

今回も、今までのカジュアルなオーダースーツの好みと同じなので、スーツのディテールについてはこの下の「Specs」をご覧ください。


Specs

  • Fox Brothers

     →  Fox Air FA16 Dark Walnut

    • 100% ウーステッド ウール

    • 285/315グラム

    • 平織

    • ジャケット No-269

      • 半裏

      • 3つボタン段返り

      • ダブルステッチ

      • パッチポケット

      • ラペル:9,4センチ

      • 本切羽

    • トラウザーズ S-178

      • ツープリーツ(アウト)

      • サイドアジャスター

      • 股上 27センチ

      • 6裾上げダブル、6センチ


 

Fabric

Fox Brothersというメーカーは、非常に良いクオリティがある生地を作っているメーカーです。その上、特別なパターンも、様々な色も、綺麗なテクスチャもある生地で有名です。この生地はなんとかシンプルな色でも、非常に綺麗です。


基本的には、ハイツイストという生地は全て結構似ているので、このFox AirもCrispaireと同じような2-Plyのウーステッドウールで、風通しが良い生地です。

形状記憶の生地なので、旅行でも、ゆっくり過ごすことでも、便利な生地です。私はこのようなカジュアルなスーツを余暇の時に着るのが多いので、ピッタリです。

色は、ダークウォールナットという色のベースで、よりダークな色とライトな色も、織の中に含まれている生地です。

Fox Brothersによると、チャーブルーのトーンが入っているので、リッチな深い色となります。

カジュアルなスーツのためには、この生地が非常に良いと思います。Fox Airのブックで、同じ生地のオリーブ色も見て、最初はどれを注文すれば良いかということで結構迷ってしまいました。

一応、それは次のスーツはどういうスーツになるのかというヒントにもなるからです。

伝えたいことは、Fox Airのブックの全ての生地は、綺麗な生地すぎて、一つを決められないぐらいです。

全ての生地でも、このダークウォールナットの色味の生地でも、ネクタイのコーディネートでもネクタイなしでも、両方とも非常に簡単に出来る生地です。色味のお陰で、ネクタイなしでカジュアルなコーディネートの時も素敵な格好になります。

材質については、まず本気に言うと、Crispaireと比較するとCrispaireより、ライトな感じで、風通しが良い生地らしいです。

Fox AirとCrispaireは、両方とも、ほとんど同じような重さで、しかも、両方とも2-Plyですが、試着すると、Fox Airの方がライトな感じだということにすぐに気が付きました。

それでも、CrispaireもFox Airも、何回も着てから、結論的に、やはり両方とも何故か同じような夏のための良い生地で、両方とも非常に良く、風通しが良い生地で、お勧めです。

Fox Airは、生地がちょっと粗い感じで、Frescoのような粗い感じではなく、CrispaireとFrescoの真ん中くらいだと思います。

最後に、Fox AirはCrispaireより、パターンや綺麗な色味が含まれている生地が多いです。

スーツの仕立てについては、いつものように100%満足なので、それはもう当然な結論なので、特に説明はしません。今回は3着目と同じ好みのスーツで、これまで満足にならないポイントは一つもありません。

Conclusion

Crispaireのスーツについては、非常に満足な結果となったということを何回もはっきり伝えたことありますが、ダークブラウンのスーツは特に世間から注目を貰わないらしいです。ネイビーやストライプがある生地のスーツはいつもブラウンより褒めてくれる人が多いようです。ですが、個人的に言うと、ブラウンのスーツを上手く仕立てることが出来るのは、絶対にネイビーなどが素晴らしいと思います。

今回のFox AirはCrispaireより綺麗な色だと思いますが、両方とも違う目的なので、このスーツは褒めてくれる人の方が多くても、本当に両方とも同じように満足です。

ずっと前からの意見ですが、ブラウンは現代の新しいネイビーです。ただ、残念なことに他の人は賛成していないようです (笑)。

ちなみに、今回のFox Airのスーツには、非常に満足な結果となりました。今回は私の好みが同じスーツなので、全ての期待が生地に関することでした。

同じ好みでも、生地の色やテクスチャーなど、スーツの見た目が違うと思います。やはり、生地で見た目は変わるということです。

リングヂャケットのオーダースーツの結論は、レビューを書けば書くほど、次第に喜んでいないような結論に読めるかもしれません。ですが、そんなことは勿論ないです。


それは、ただ何回も同じ情報を繰り返すので意味があるかどうか分かりません。スタンプがあれば、全てのリングヂャケットのオーダースーツのレビューには、100%満足のマーク付けたら良いぐらい満足なのです。

仕立ては100%満足です。

好みの合わせも100%満足です。

生地についても100%満足です。

リングヂャケットのカスタマーサービスについても100%満足です。

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Sando Sando

summer Fabrics pt. 4

今回の記事は、今年において、夏のための生地について、シリーズの最後の記事となりすます。個人的には、このシリーズで紹介した生地で、自分のサルトリアルなライフに非常に影響がありました。夏の7月でも8月でも、テーラードジャケットやスーツや、ウールパンツさえも、着れるのは、1年間前では絶対に信じられないと思います。

それでも、様々な見つけた生地のお陰で、毎日喜んで着れるわけではありませんが、去年と比較すると、全然着れないイメージが変わりました。

この記事のシリーズであるパートツーパートスリーでは、ミックスファブリックを紹介しましたが、そのような生地は特にスーツのための生地として考えたら、お勧めできないと思います。

その理由で、今回のこの最後の記事では、スーツのための夏でも着れる生地の中の「High-twist」(ハイツイスト)という生地を紹介したいと思います。

まず、今回も、ジャケットについての生地のように、私はパーソナルな経験に限ってその視点から書きます。なので、この記事で紹介する生地以外も、勿論良いハイツイストも沢山あります。

次に、この記事で伝えたいことは、自分の経験に基づく意見です。他の人は反対するか賛成するか、両方ともあると思います。

しかも、Frescoの愛好家を怒らせないように、また、この記事で伝えている意見と結論は絶対的に言うわけではなく、ただ自分の好みと合わせたという理由です。

Fresco lite by Huddersfield Fine Worsteds

Hardy Minnisが販売しているのFrescoは、ハイツイストのゴールドスタンダードで、ハイツイストと同意語となった生地です。Frescoは1907年に特許が出来てから、100年以上長年、販売してた生地です。1907年から、様々なバージョンが発表されて、次第に変わってきた、モダーンマンの期待に合わせて、現代は様々なウェイトもある生地となってきました。ハイツイストを初めて注文しようと思った時は、リサーチがやはりFrescoから始まりました。

世界中にオリジナルなFrescoの愛好家が沢山人いても、私にとっては、オリジナルなFrescoは、大体430グラムで、日本の夏に重たすぎると思います。それは、この生地の材質が素晴らしくないという意味を伝えるというのは絶対にないです。ただ、個人的に、この生地が私の好みと合わないということです。


その理由で、私はFrescoの代わりに「Fresco Lite」という生地にしました。

実は、Huddersfieldのウェブページでもはっきり書いてないので、この生地は2-Plyかどうか分かりませんが、他の2-Plyのハイツイストと比較すると、ほとんど同じらしいので、2-Plyだと思います。

オリジナルなFrescoと比較すると、Fresco Liteという生地は280グラムで結構軽いです。それでも、Frescoと同じように、風通しが良く、形状記憶があり、良い材質がある生地です。

形状記憶があると言っても、実は、個人的にいうと、全て持っているハイツイストの中は、Fresco Liteが全てより形状記憶が良くないと思います。そうと言っても、相違が特にあるわけではありません。

一応、形状記憶のチェックは、トラウザーズの膝の裏を見ると分かりやすいです。

何と言っても、「相違が特にあるわけではない」という部分が必要です。何故かというと、Fresco Liteのトラウザーズだと、他のトラウザーズより、湿度が高い時に履いてみると、汗でもモイスチャーでも、両方のせいでシワになる可能性が高いです。

日本の梅雨は、湿度が高いということは当然だと思います。しかも、ほとんど毎日湿度が高いです。その時期は、何回もFresco Liteのトラウザーズを履いて、実は、梅雨は多分生地のテストをするのに一番良い時期です。この生地は、あまり高湿度に含まれている水分を吸収して、重たくならなく、汗でベタベタにもなりません。

比較すると、「トロピカル」(Tropical)という生地は、たまに湿度が高い時、汗を吸収して、生地の上にモイスチャーのレイヤーとなってしまう時もあります。Fresco Liteの場合は、そのようにならなく、ちゃんと風通しが良いまま履き続けられる生地です。

Fresco Liteのテクスチャーについては、Frescoのように粗い生地となりませんが、まだ、結構粗い生地です。トラウザーズの生地としては、特に問題ではありませんが、お勧めするまでではないと思います。Fresco Liteは例えばCrispaireと比較すると、Crispaireは絶対にお勧めです。

Fox Air by Fox Brothers

Fox Airという生地も、Fresco Liteとほとんど同じ重さで、また2-Plyのハイツイストです。

もしHuddersfieldといマーチャントはFrescoという生地と同意語となるイメージなら、Fox Brothersというマーチャントは非常に良いパターンというイメージの同意語となると思います。

日本と香港にいるテーラードウエアの愛好家は、どのシーズンのための生地でも、特にFox Brothersが作っている生地が好きな人が多いです。

私もそういう愛好家です。

本当にこのマーチャントが作っているパターンや色や、バラエティが素晴らしいと思います。

Fox Brothersはアーシーなカラースキームでも、特別なカラーとパターンのコンビネーションができるのエキスパートだと思います。しかも、ソリッドカラーでも、織の中の合わせる色味が含んでいて、エレガントな見た目となります。

Fox Air See Through .jpg

Fox Airという生地を初めて着たのは、リングヂャケットのカスタムスーツのスーツのフィッティングの時でした。その時は、この生地がFresco LiteとCrispairと、両方より軽い生地だと思いました。Fox Air、Fresco LiteとCrispaireと、三つの生地のウェイトを見ると、絶対に同じか、Fresco LiteとCrispaireより重い生地が当然な期待だと思うのにです。

重さ以外は、結構薄くて、エイリーな感じでした。

初めての印象ですが、三つの生地とも一日中着るとの印象は、風通しと、どのぐらい暑くなるということには、あまり影響ではありません。とういうことは、Fox AirでもFresco Liteでも、Crispaireでも、全ても、同じように風通しがよく、非常に良い生地です。

Fox Airの形状記憶については、CrispaireとかリングヂャケットのBalloon Frescoのような形状記憶があるわけではないですが、Fresco Liteより形状記憶になっている生地です。

もしかして、私はFox Airに関しての印象がびっくりというイメージを与えたでしょうか。

Fox Air Logo 1.jpg

それは、元々Fox Airが他のハイツイストのような材質があると思わなかったという理由です。勿論、Fox Brothersが非常に良いメーカーで、Fox Airが良い生地だと思いました。ですが、ハイツイストが結構ある材質は、Fox Airの場合、二の次になったという印象でしたが、絶対に違います。

Fox Airは全てハイツイストと同じように形状記憶があり、風通しが良く、とても良い生地です。ハイツイストが気になる方に絶対にお勧めの生地です。

Fox Airは、Fresco Liteのような粗い生地となります。ですが、生地を触るときの感じと、着るときの感じが、全然違います。

私にとって、Fresco Liteは着るとへビーな感じなので、粗さがFox Airよりあると感じています。

その理由で、同じような粗さなのに、Fox Airの方がソフトな感じで良いと思います。

Balloon Fresco by Ring Jacket

リングヂャケットのオリジナルなファブリックのBalloon Frescoという生地の場合も、ディテールはなかなか分かりません。

Fresco Liteのような、2-Plyで大体280グラムの生地だと思います。ということは、Balloon FrescoとFresco Liteが、ほとんど同じ織の見た目があって、似ている生地です。それでも、様々な面が違います。

まず、Balloon Frescoは、Fesco Liteより、ソフトな生地です。

全てハイツイストという生地と同じですが、Balloon Frescoも非常に風通しが良い生地です。

この生地で作ったもので私が持っているのは、ネイビーのジャケットしかありません。

ネイビーなので、晴れている日は、結構暑くなる時もありますが、それは色だけのせいです。

色ではなくて、生地の材質を見ると、非常に良い生地となります。しかも、Balloon Frescoは、Fox AirとFresco Liteの両方よりも、形状記憶になっている生地です。

実は、他のマーチャントが作っているハイツイストはもう長年で販売していて、もうリニューアル出来る可能性がないようでも、リングヂャケットがこのような良いハイツイストを作って発表するのは素晴らしいと思います。

Crispaire by Holland & Sherry

このリストの最後の紹介は、Holland & SherryのCrispaireという生地です。この生地は私の一番好きなハイツイストの生地です。

一応、全てハイツイストが同じ平織で、同じ生地らしくても、様々なマーチャントからのハイツイストがこのぐらいバラエティがあって素晴らしいと思います。ということは、私はCrispaireが一番好きでも、他の方は例えばFrescoが一番好きなのは、勿論分かります。

CrispaireとFrescoの違いは、愛好家によると、Frescoの方が硬くて、粗くて、テクスチャーがある生地とのことです。ですので、CrispaireかFrescoか、どれが一番良いということは、人の好みによる決定になると思います。

Crispaireは、2-Plyで310グラムの生地なので、もうちょっと重たい生地です。このリストの全ての生地を比較すると、CrispaireとFresco Liteも、着ると同じように結構重たい生地の感じだと思います。重たさを問わず、非常に風通しが良い生地です。

Crispaireは重さが忘れるぐらい風通しが良い生地なので、ずっと一日中着ると、とても快適な生地です。

このリストの生地は全て風通しが良い生地ですが、実は、Crispaireは少しだけ他の生地より風通しが良いと思います。

しかも、Crispaireは、ハイツイストとして、非常にソフトな生地となります。この生地のテクスチャーで、ハイツイストの生地は当然なのに、Crispaireは、他のカテゴリーに入っているみたいにソフトだと思います。

ハイツイストが作っているマーチャントは全て、このような生地は旅行するために良い生地というPRが多いですが、形状記憶になっている材質と、風通しが良いという材質な上に、Crispaireのような柔らかさで、Crispaireが一番良いと思います。

Crispaireは、Frescoより色やパターンのオプションがありますが、Fox Airのような特別な色やパターンがありません。それでも、結構多いので、何か好きな生地を見つけられると思います。

Conclusion

まず、材質に関しては、絶対にCrispaireが一番好きな生地です。Crispaireで、ある色やパターンで満足ができると、絶対にお勧めです。生地の材質は、Crispaireより良い生地がないと思います。

スーツ以外でトラウザーズを作りたい方は、Crispaireがお勧めです。

次に、二番目は、Fox Airだと思います。結構粗い生地ですが、Frescoのように粗くはならないです。しかも、他の生地のような色とパターンのオプションがなくても、ある色とパターンのオプションは非常に素晴らしいです。

スーツ以外で、夏のためにジャケットを作りたい方は、この生地がお勧めです。

Fresco LiteとBalloon Frescoについては、勿論一つたりとも悪いことが言えなく、非常に良い生地です。

両方とも良い生地で、特にBalloon Frescoがお勧めです。

ただ、個人的には、CrispaireとFox Airの方が好きという理由で、特にその二つが一番と二番になったというのが結論です。

結局、全ての生地は非常に良い生地で、どれでも、満足だと思います。


Final Rating

Crispaire

  • 風通し   10/10

  • 柔らかさ    6/10

  • 形状記憶    8/10

  • 選択肢の多さ   9/10

  • 価格    高価格


Fox Air

  • 風通し    10/10

  • 柔らかさ    4/10

  • 形状記憶   7/10

  • 選択肢の多さ  8/10

  • 価格    中 (上)

Fresco Lite

  • 風通し   10/10

  • 柔らかさ    3/10

  • 形状記憶    6/10

  • 選択肢の多さ 7/10

  • 価格   中

Balloon Fresco

  • 風通し   10/10

  • 柔らかさ    4/10

  • 形状記憶    8/10

  • 選択肢の多さ 4/10

  • 価格    低価格~中

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Sando Sando

summer Fabrics pt. 3

Jackets - Wool & Other Mix Cloths

まず、この記事を読む前に、最初に「Summer Fabrics pt. 2」を読むのをお勧めします。

そして、また次にこの生地の内容も、私の意見なので、テクニカルな情報より自分の経験に基づいた意見を伝えます。

今回の記事は、100%ウールと、100%コットンと、ウールの代わりにカシミヤか、コットンとシルクとリネンが含まれている生地についての記事です。

ランキングは、また暑い日に着にくいジャケットから、一番着れるジャケットまでを選定しました。

⑦ Caruso

(ウェイト未知、大体280グラム)

ツイル・ヘリンボーン

100%コットン

ジャケットモデル “Butterfly”

実は、このジャケットもランキングに入れた理由は、夏のための生地について大所高所 (広い視野を持つこと) が出来るようになるという理由です。このような100%コットンのツイル生地のジャケットは夏でも着れる人が多いらしいです。一応、それで、日本とヨーロッパの気候の違いがやはり分かります。私にとっては、日本の夏には、このようなジャケットを着るのは無理です。

まず、もし100%コットンなら、平織が必要です。このジャケットのようなツイルの場合は、風通しがあまりないし、暑くて特に快適ではないと思います。それでも、春か秋なら、絶対に良いジャケットだと思います。

このジャケットについてのレビューを書きましたので、気になる方はぜひこちらをご覧ください。


D159 1.jpg

⑥ Ferla

290グラム

平織

ウール 37%, ナイロン 25%, シルク19%,リネン 19%

リングヂャケットのジャケットモデルNo-286

基本的には、ナイロンやポリエステルや、というか全ての化繊があまり好きではないです。

それでも、たまには有名な生地のメーカーが化繊を生地の中に数%含むこともあります。「Ferla」というメーカーのような有名なメーカーはそういうメーカーです。特にジャケットの生地が上手く作っているメーカーなので、Ferlaなら、化繊でも入っている生地は問題だと思います。

このジャケットのようなカラースキームとテクスチャーは、今まで見た生地と、全然違います。

そのため、お店で紹介してくれた瞬間に、このジャケットを買うしかないと思いました。

次に、この生地はブークレのようなテクスチャーがあります。

私は普通にブークレはあまり気にならなくても、このような鮮やかな色なら合っていると思います。その理由で、このジャケットでちょっとチャレンジをしてみたかったのです。

春夏のアイテムなのに、買った時は、このジャケットは夏のジャケットではなく、春と秋のアイテムとして買いました。それでも、リングヂャケットの春夏のアイテムなので、この記事で書いている夏のためのジャケットのリストに入れました。

この生地に含まれているファイバーが気になって特別だと思いました。

ナイロンは、今までの経験でも、リサーチから分かったことでも、特にクーリングという材質があるか分かりません。ナイロンの材質を問わず、私の場合はこのジャケットが特に夏に着やすいとは思わないです。この生地にナイロンも含んだ理由は、多分この生地のような色が出来るためで、ちょっとストレッチも出来るという理由かなと思います。

ナイロン以外のファイバーは、ウールの37%以外、ほとんど20%含まれているので、他のミックスファイバーの生地と似ています。結構重い生地ですが、着る時はコンフォタブルな感じで、良いです。特に広い織ではないので、私には、夏のアイテムとして着れないという結論です。

一応、今まで書いたことは、もしかするとネガティヴな印象を与えてしまったかもしれませんが、このジャケットについての意見は全然ネガティヴではないです。

何と言っても、買ったので、とても好きということは当然だと思います。

非常に綺麗な色で、特別なテクスチャーで、とても良いジャケットです。

ただ、夏のためには、このジャケットは使えないと思います。


⑤ Errico Formicola

(ウェイト未知、大体260グラム)

平織

100% コットン

ジャケットモデル “Rotta 2”

まず、このジャケットのモデルは私の好みと100%合っています。スタイルやディテールや、全てが非常に良いです。

このような100%コットンの平織のジャケットは、夏でも着れるジャケットですが、とても暑い日は遠慮した方が良いと思います。

このジャケットと、最近手に入れたNovaraスーツで再確認が出来たので、100%コットンは、平織を問わず、やはりちょっと暑くなりすぎて、一番理想な生地ではありません。

Carusoのジャケットでも、Novaraスーツでも、このジャケットでも、全て違う織なので、個人的には、夏のための生地とならないという結論です。

最後に、このジャケットは明るい水色で、せめて日差しが吸収されることには特にならないので、それは、非常に良い面です。


④ Balloon Fresco 

(ウェイト未知、大体280グラム)

平織

100% ウール

リングヂャケットのジャケットモデル No-269

Frescoという名前が入っているので、このジャケットは夏のための良いジャケット、というのは、当然だと思います。実は、この生地の重さは分かりませんが、多分280グラムぐらいだと思います。

このようなハイツイストは、夏のために良い生地だと確信しています。

ハイツイストなら基本的には、全ての中で、自分の好みとあっている重さや、テクスチャーや、色味を見つけられると、どれでも正解です。ですが、特にこのジャケットの場合、一つだけ気をつけることがあります。それは、ダークネイビーなので、晴れている日は日差しが吸収されることがあります。

一応、Balloon Frescも、様々なBalloonの生地に関しても、記事を書いたので、是非ご覧ください。しかも、今度の記事には、このBalloon Frescoという生地と他のハイツイストも、ハイツイストの比較をするので、是非楽しみにしてください。


③ Carlo Barbera Lana Vita

(ウェイト未知、大体260グラム)

平織

100% ウール

リングヂャケットのジャケットモデル No-254

このジャケットも私の好きなジャケットシリーズでお気に入りのジャケットとなります。特にネクタイなしでも良いコーディネートができるジャケットだと思います。

この生地は、緯糸と縦糸にブルーとライトブルーの糸を三本の糸が含んでいる平織です。

その上で、ピンクとライトブルーの糸でウィンドウペーンパターンがあります。

100%ウールですが、この生地は夏のためにとても良い材質です。

まず、重さはただの推測なのですが、結構軽い感じです。平織の中の糸を三本が入っていると、オープン織になって、非常に風通しが良い生地となります。ライトブルーですが、水色ではなくても、ちょうど日差しを吸収されないようになる色です。

実は、この100%ウールのジャケットは、様々なCarlo Barberaのウール/シルク/リネンのミックスと比較すると、ほとんど同じように着やすい生地だと思います。

何と言っても、やはり、Carlo Barberaというメーカーが非常に良い生地を作っているメーカーです。


② Drago

210グラム

ツイル(らしい)

Cotton コットン44%, ウール32%, リネン 24%

リングヂャケットのジャケットモデル No-269

このジャケットは全ての面が非常に良いジャケットで、とても好きなジャケットです。綺麗な色でもパターンでも、ちょうど良いウェイトと非常に風通しが良い生地です。

この生地はどういう織なのかが、なかなか分かりません。斜めのパターンが見えると、もしかするとツイルだと思います。織り方のパターンを見るのがなぜ必要かというと、比較するためには織方が風通しに影響あるという部分で、このジャケットの場合では、分かりにくいという理由です。

織り方が分かりにくいということは、緯糸と縦糸の中は沢山の小さい糸が入っているので、スワッチを切ったら、たくさん糸があちこちほつれてきて、どの糸がどこから出ているかが全く分かりません。

結局、織り方はなかなか分からなくても、沢山糸が織り込まれているという理由で、この生地が夏のために非常に良い生地になります。沢山の糸が緯糸と縦糸に緩く入ると、生地はとても風通しが良い生地となります。このジャケットの生地は、ウールの代わりにコットンですが、パーセントが結構低いので、ライトな生地でこの生地にコットンが入っているのは全然問題ではありません。


① Piacenza Alashan Breeze

(ウェイト未知、190か210グラム)

平織

カシミヤ 60%, シルク 32%, リネン 8%

リングヂャケットのジャケットモデル No-289

このジャケットもリングヂャケットのジャケットなら初めてのモデルです。今回はモデルの紹介をしないですが、このNo-289というモデルと、この記事のFerlaのNo-286というモデルも、今後紹介する予定があります。

Picenzaというメーカーは、上品な生地を作っている名声があり、この夏のための「Alashan Breeze」という生地も上品な生地だということがすぐに分かりました。高い生地ですが、このジャケットのブラウンのバーションを買うかどうかが迷っているぐらい素晴らしい生地です。

まず、このジャケットは良いジャケットの一つ目の面は、当然ですが、それは重さです。

カシミヤはライトウェイトでも暖める材質があるので、冬のためにとても良い生地です。

このミックスファブリックは勿論夏のための生地です。冬のためにカシミヤのとても良い面の裏は、このような平織でミックスファブリックに含まれると、ライトウェイトなクールな風通しが良い生地となります。

「summer Fabrics pt. 2」の記事で紹介したジャケットと比較すると、この生地のシルクのパーセントも気になります。

残念ながら、その記事のジャケットは、全てこのジャケットのようなシルクが多いというジャケットはありませんが、そのようなジャケットがあれば、カシミヤの代わりにウールとこのようにシルクが多い生地と比較したはずです。

このジャケットの場合は、この生地が含んでいるファイバーの比例がちょうど良いらしいです。

ネイビーですが、ソーラーパネルのような感じではなく、1日中ずっとクールな感じです。

この生地は平織ですが、特にオープンなわけではなく、実は、パートツーで紹介したZegnaのジャケットとほとんど同じような織だと思います。

結局、このようなライトウェイトな平織の場合、このジャケットよりオープンな織でも重たい生地なら、このジャケットの生地が一番良いです。

Piacenzaはパートツーとこの記事でも、全ての生地の中で一番良いですが、このように上品な生地はやはり価格でも上品的な価格帯になります。それでも、予算と合えば、Piacenzaは一番お勧めとなります。

Conclusion

この記事で紹介した生地は、夏のために良い生地とあまり良くない生地のギャップがパートツーの記事より大きいです。勿論、今回の記事では、全て同じファイバーがある生地ではないので、今回のような結論は当然のランキングになりました。しかも、全てのジャケットは非常に良いジャケットですが、夏のためのジャケットとしては、ファイナルカットに入りにくいと思います。

今回の結論は、まず、個人的に100%コットンは私の好みと合わないです。一応、どのような夏かというと、日本は、湿度が高いし、気温が30ºC~40ºCなので、基本的には、ジャケットのシーズンなわけではないです。(特にこの北欧人として) 他の国の場合は、コットンが正解なのは勿論分かります。

しかも、この記事のランキングの二番目は、コットンが入っているDragoの生地なので、コットンが絶対にだめということは言えません。


また一番のお勧めを伝えると、それはやはりPiacenzaの Alashan Breezeです。一応、Piacenzaは、どのシーズンでも非常に良い生地を作っています。

次に、この生地の二番目のDragoが作った沢山の糸が緯糸と縦糸に緩く含まれている生地も非常に良く、お勧めです。


この二つの夏のためのジャケットに関する記事は、特に専門的に書いた記事というわけではないのは分かりますが、夏のジャケットを探している方は、この二つ記事を読むとインスピレーションが出来ると良いなと思います。

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Sando Sando

summer Fabrics pt. 2

Jackets - Wool / Silk / Linen

日本に数年に住んでも、日本の夏の気候になぜか全く慣れることは出来ません。それは、京都にまた戻ってからも変わらなかったです。暑さもあるし、洋服を外に干しても乾かないくらい湿度もあるし、本当に京都の夏が難しいですよね。


この理由で、テーラードウエアが着たい人にとって、夏のための生地が非常に必要です。

京都のような気候がある所に住んでいる人には、この生地に紹介するジャケットと生地がおすすめです。

この夏の生地パート2として紹介するジャケットは、全てリングヂャケットから手に入れたジャケットですが、私は結構リングヂャケットのスーツやジャケットが非常に好きですので、それはびっくりすることではないと思います。

この夏の生地パート3は、他のブランドのジャケットも紹介する予定です。今回はリングヂャケットのジャケットですが、生地は全て有名なミルやマーチャントが作った生地なので、このような生地はどこでものオーダースーツが出来るお店もある可能性があると思います。一応、今回のリングヂャケットのジャケットのモデルを気になる方は、是非この記事ご覧ください

次に、この生地の内容は、私の意見なので、テクニカルな情報より自分の経験を基づいた意見を伝えます。

この記事では、ウール、シルクとリネンが含んだ生地に集中したいです。この三つのファイバーが含んだ生地は特に夏に良い生地と思いますが、ウェイトやパーセントは、なにが良いかを説明してみたいと思います。

全てのジャケットは非常に良いので、暑いと特に着にくいジャケットがあるわけではありませんが、ランキングは暑い日に一番着れるジャケットにしました。

⑤ Carlo Barbera

(ウェイト未知、大体260グラム)

ツイル

ウール 72%, シルク 17%, リネン 11%

ジャケットモデル No-269

このジャケットはシンプルなのに、プリンスオブウェールズのチェックとオーバーレイチェックで非常に綺麗なジャケットです。ライトブラウンでコーディネートがしやすいです。このジャケットの生地と、このリストの次のジャケットの生地はほとんど同じように着やすいです。

両方とも、ミッドサマーが少し暑くなりますが、一番暑い日以外は問題ないです。このジャケットはこのリストのジャケットの中の一番ウールパーセントが多いです。それは基本的に悪いことではなく、結局100%ウールの生地の中でも、夏に良い生地もありますが、こういうミックス生地なら他の生地の方が良いと思います。

この生地に含んでいる糸は結構細く、織がちょっとタイトな感じで風通しが良くても、これから紹介するジャケットより良くないです。


④ Carlo Barbera “Sunset”

(260/270グラム)

平織

ウール 64%, シルク 22%, リネン 22%

ジャケットモデル No-269


このジャケットは「ザーサンセットジャケット」という名前で呼ばれています。その名前についての質問を初めて聞いた時は、実は、なぜその名前で呼ぶかなかなか覚えられません。

思うのは、Carlo Barberaがこの生地をその名前付けましたが、リングヂャケットがサンセットのような色のインスピレーションでこの生地を依頼しましたか、覚えていません。それでも、良い名前だと思って、しかも、このジャケットの色とダブルラインのウィンドウペーンチェックが非常に綺麗です。この生地はこのリストの一番タイトな織です。この生地は、ナチュラル色と、オレンジとダークブラウンの系で織った生地です。織の中は別の細い系も含んでいるので、タイトな織なのに、少し風通しがあります。

このジャケットが非常に好きなので、四番目となるのは残念です。見た目やクオリティがすごく良いですが、基本的にこのランキングは風通しのランキングなので、生地のウェイトと風通しで四番目となります。


③ E. Thomas

(ウェイト未知、大体240グラム)

平織

ウール 38%, シルク 34%, リネン 28%

ジャケットもでる No-254


このジャケットもレッド系で、ボルドーのような色で、ライトなストライプと太いダークレッドのストライプのチェックで非常に綺麗です。このジャケットの生地は、全てのジャケットの中で、一番ウールが少ない生地です。それは、着る時にすぐ気がつきます。しかも、生地は結構タイトな織らしくても、オープンで風通しが良い生地です。その上で、生地も軽いし、夏にぴったりのジャケットとなります。

一応、風通しが良いとそんなに良くないという言葉が使っても、全てのジャケットの生地は結構風通しが良いです。生地と生地の風通しの違いはちょっとだけあります。


最後に、残る2着のランキングですが、その2着は両方とも非常によく、どれが一番なのかということは、結局どれが一番着たことあるかに基づいて順番を決めました。

② Ermenegildo Zegna

(ウェイト未知、大体210グラム)

ウール 60%, シルク 20%, リネン 20%

クロスプライ (Cross Ply)

ジャケットモデル No-254

このジャケットの色はブルーのベースで、ライトブルーのストライプのウィンドウペーンがあります。この非常に綺麗なジャケットは、特にネクタイをつけない時に着るジャケットです。

実は、夏はネクタイをしない時が多いので、夏のためのジャケットは、わざわざ鮮やかな色やパターンがあるジャケットにします。一応、このジャケットは、出かけてすぐ帰る時や近くのお店に行く時など、結構着ます。軽いし、コンフォータブルで、非常に良いジャケットです。

このジャケットの生地は多分全てのジャケットの中で、全て夏のための必要な面があっています。ウール、シルクとリネンのパーセントがちょうど良いし、生地が軽いし、織が結構オープンです。

リストの中の生地の一つだけをオススメすると、それはこの生地になります。


① Drago Lanificio in Biella

(250グラム)

平織

ウール 68%, シルク 18%, リネン 14%

ジャケットモデル No-269


全てのジャケットの中で、このジャケットを一番目のランキングにするのは、見た目でちょっとおかしいかもしれません。ですが、このジャケットの生地は素晴らしいです。色が特に夏っぽいとは言えないですが、ダークブラウンで、黒く見えるウィンドウペーンがある生地です。

何と言っても、この生地の織が非常に素晴らしいです。平織で、ホップサックみたいな糸を日本がある生地で、非常に風通しが良い生地です。細いライトブラウンかオレンジな糸とダークブラウンの糸で、外ですごく綺麗な色味となります。

しかも、250グラムなのに、さっきのZegnaの生地のように軽く着れるジャケットで、特にソフトな生地です。

このジャケットは夏のために非常に良いと言っても、二つことは伝えなければいけません。

それは、このジャケットはコーディネートがしにくいという点です。特にジーンズや黒いパンツとピッタリですが、私は、両方もあまり履かないです。

二点目は、その理由で、グリーンかグレーか、どちらとコーディネートオプションしかないので、特に夏っぽいコーディネートにならないという点です。出来れば、勿論夏でも着たいと思いますが、多分このジャケットは、代わりに秋のためのジャケットにします。

一応、コーディネートのオススメがあれば、是非コメントをください。

Conclusion

このブログの夏のための生地についての記事のシリーズの一番目の記事で、生地のウェイトより織の方が必要ということを伝えました。それはまだあっていると思いますが、ほとんど全てが平織なので、平織の中はウェイトが必要な面となると思います。

特にZegnaのジャケットを見ると、やはりウェイトが軽いと良いです。

あと二つの面は、系の濃度と織がどのぐらいオープンという面です。

分かったのは、緯糸と縦糸の中の糸、プライや糸のサイズや含み方などが風通しに影響あります。

特にあっている例は、Dragoのブラウンジャケットです。ほとんどのジャケットと大体同じ繊維のパーセントがあるのに、糸の太さと緯糸と縦糸のダブル糸で、非常に風通しが良い生地になります。

生地のウール、シルクとリネンのパーセントについての結論は、やはりウール60%、シルク20%とリネン20%が含んだ生地は一番良いです。このパーセントは大体のパーセントなのですが、そのぐらいが一番良いと思います。しかも、このリストのジャケットほとんどこのパーセントなので、やはり様々なミルやマーチャントもその結論になったようです。

様々な生地は大体同じようなパーセントがあるので、二、三パーセントが変わるとなかなか気がつかないですが、10%の場合は同じ織なら気がつきます。


最後に、このリストのジャケットは全て素晴らしく、ジャケットもジャケットの生地もおすすめです。実は、次の記事 (パーツツリー)に、このリストのジャケットより好きな生地を紹介します。

ですが、ウール、シルクとリネンを含んだ生地なら、このリストの中は、全て良いチョイスです。

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Sando Sando

Crispaire

リングヂャケットでオーダースーツをする二回目のセッションは、元々初めてスーツを作った時の目的に戻りました。そのスーツの目的とは、元々ハイツイストという生地にする予定でしたが、結局Holland & SherryのClassic Mohairにしました。

個人的に、このオーダースーツは特に必要なので通常のレビューの代わりにブログで投稿します。

いずれにしろ、「summer Fabrics」という記事で伝えた通り、夏のためにハイツイストのスーツを何着も作りたく、元々はFrescoという生地を気になりました。

ハイツイストの様々なブックについて調べて、お店で生地を比較して、最後にHolland & SherryのCrispaireにしました。

The Fabric

このスーツで、今回はHolland & Sherryが作った生地をまた選びました。

Holland & Sherryからの生地は名高いですが、名前でただ有名ということではなく、このメーカーの生地が非常に良いクオリティがあると思います。しかも、様々なブックは色が豊富で選択が多いです。Crispaireは、Frescoや様々なメーカーのハイツイストブックと同じように非常に風通しがいい生地です。

元々Frescoにしようと思ったのに、最後にCrispaireにした理由は、二つがあります。

まず、Frescoのブックは、Crispaireより色が豊富なのに、ちょうど今回の欲しかったブラウン系の色がCrispaireのブックで見つかりました。


このスーツを注文した時はもう、これからFox Brothersの他のブラウン系のスーツも注文するのを分かったので、ブラウンスーツはセットとして考えて、Crispaireが一番良いと思いました。

次の理由としては、Crispaireという生地より、Frescoという生地のほうが粗い感じとなるからです。しかも、Crispaireはハイツイストとして、結構ソフトタッチという感じだと思います。

それは個人的に湿度が高い時あまり良くないと思うので、Crispaireにしました。

説明すると、Crispaireはハイツイストでも、TropicalとFrescoの真ん中のような生地になるというイメージです。

一応、CrispaireでもFrescoでも、両方とも愛好家も沢山居るので、一番良いということより、自分が好きな生地で決定したほうが良いと思います。

Specs

  • Holland & Sherry

  → Crispaire 3321056

  • 100% ウーステッド ウール

  • 280/310グラム

  • 平織

  • ジャケット No-269

    • 半裏

    • 3つボタン段返り

    • ダブルステッチ

    • パッチポケット

    • ラペル:9,4センチ

    • 本切羽

  • トラウザーズ S-178

    • ツープリーツ(アウト)

    • 股上 27センチ

    • 裾上げダブル、6センチ

Jacket

このスーツのディテールについて、実はClassic Mohairのスーツと同じ好みで注文しました。

ジャケットは、またモデルNo-269で3つボタン段返り、ラペルやスカートやダブルステッチにしました。

このジャケットもパッチポケットにして、ポケットにもダブルステッチにしました。

適宜に、スーツはそれでカジュアルな見た目となります。

ラペルは、Classic Mohairのスーツと同じような9.4センチで、少し上になっているゴージラインがあります。

夏のためのスーツなので、やっぱり背抜きにしました。

今回決めた裏地は、生地のブラウンよりライトブラウンにして、綺麗なコントラストになったと思います。

最後にダークブラウンのホーンボタンにしました。

Trousers

トラウザーズはまたモデルS-178にして、それは全て持っているスーツと同じです。

今後もし、またスーツを注文して、ジャケットは違うモデルにしても、このトラウザーズモデルに絶対にします。全てのモデルより素晴らしくて好きなモデルです。

ウエストに綺麗な長いファスナーがあり、サイドアジャスターもあります。ファスナーがワンボタンで、いつものオッドトラウザーズのツーボタンと違うので、バラエティが出来て嬉しいです。

最後に、裾上げは、勿論裾上げダブルの6センチにしました。

このトラウザーズも、いつものオーダースーツのパンツのような股上 27センチとなります。オーダースーツなら好みですが、既製品のパンツでもこのパンツでも、両方はちょっと違うイメージとなるので両方も好きです。

リングヂャケットの既製品のパンツの股上は大体24センチで、もう少しカジュアルな見た目になると思います。

自分が注文しているパンツは好みの股上27センチで、既製品のパンツよりエレガントな見た目になると思います。

Some Thoughts

この記事は、最初にこのスーツが個人的に必要なスーツになったということを書いたので、それについて続けます。特に深い話ではなく、これはサルトリアル的に必要なポイントです。

まず、このスーツの生地です。この生地は私にとって、スーツのコレクションの一つ目のブラウンスーツとして、パーフェクトなブラウンの色味です。

今までの人生で、ブラウン系のスーツを何着も手に入れて、全ては良いスーツでも、このような良いスーツとならなかったです。

初めてスーツなどに興味が出てきてから、生地については何も知らなく、好みもなかなか伝えられなかったです。そのせいで、初めて買ったブラウンのスーツと次のブラウンのスーツも、なかなか好みと100%にならなかったです。

ずっと前から、ちょうどこのオーダースーツのようなスーツを探しました。今回のスーツは、やっとこのCrispaireの生地で、少し粗い感じでテクスチャがあり、このブラウンの色味がある生地で見つけました。

しかも、この生地だけではなく、スーツのディテールの好みと100%あっているスーツなので、なぜこのスーツがこんなに必要になったか、分かるかもしれません。

基本的に、このスーツで探し求めていたものが分かり、安心が出来て、やっと肩の荷が軽くなってきました。

次に、肩の話について続けます。このスーツの肩が非常に綺麗です。

私は筋トレで肩が一年でも毎月でも、肩のサイズが少し変わっています。その理由でピッタリサイズはなかなか作れないと思います。それは自分が思っていることだけなのか分かりませんが、一応、今まで手に入れたリングヂャケットのジャケットは、全て非常に綺麗な肩があると思います。

それでも、このスーツは今までのジャケットよりさえも、ピッタリです。

しかも、No-269のモデルは特に「グリンザ」 (肩のスリーブの部分がシャーリングある)があるわけではなくても、このスーツのジャケットは少しだけ「グリンザ」があり、非常にエレガントな肩ができました。

それは、もしかするとこのCrispaireの生地のお陰で出来たかもしれません。

Conclusion

この時は結論を出す必要があるのかは、なかなかわかりません。ということは、全てのスーツで非常に満足しているので、これからのスーツも満足するのは当然だと思います。

ですが、一つ言うと、生地についてです。いつも生地を決定すると、それはブックの小さいサンプルでします。小さいサンプルでスーツとして見るのが難しいと思います。

今回は何着目かのブラウン系のスーツで、やっとずっと前から元々欲しかったブラウンができました。このブラウンはぴったりです。その理由で、二回目のフィッティングの時、非常にびっくりして嬉しかったです。ブラウン系のスーツで、このスーツの生地は結構ダークブラウンなのに、非常に綺麗なスーツです。

あとは、試着した時、この生地は思ったより軽く感じているので、一番夏にぴったりです。

スーツモデルやディテールについては、今までの買った既製品のスーツもオーダースーツの2着も、この好みのスタンダードで非常に満足にしています。

もう少しバラエティが出来たら良いと思っている人が沢山いると思いますが、満足が出来たら、それは一番必要だと思います。しかも、同じディテールでも、生地によると、スーツの見た目が全然違うイメージになると思います。

その上で、同じか似ているディテールにしたら、シグナチャーのルックも出来るので、良いと思います。

一応、次に紹介するスーツは、実は、一つのディテールを変更したので、そのスーツはその変更でどんな見た目になるのは、次のスーツの紹介をお楽しみにしてください。

最後に、このブログで何回も伝えましたが、自分が自分に好きなスタイルにさせるのが一番必要だと思います。

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Sando Sando

a whole Lotta ties

最近、私が急にインスタグラムで、前よりネクタイに集中するようになってきました。

インスタグラムのアカウントをフォローしてくれる方は多分それに気が付いたと思います。

私はネクタイが好きということは、勿論前のStefanobigiについての記事と次のネクタイについての記事を読むと容易に分かると思います。


ストレートに言うと、最近沢山ヴィンテージネクタイが届きました。沢山ということは、本当に沢山ということです。その理由で、アウトフィットの写真をポストするときにもネクタイの写真も入れるようになりました

このぐらいネクタイを見つけたということは、デンマーク人の友達が「ネクタイエージェント」を紹介してくれました。「Men in Black」のように黒いスーツを着て、黒いサングラスかけている人です。イタリアにある一番良いネクタイを見つけることができるために、手段を尽くしてくれる人です。

一応、現実は、やはりその話のイメージより優しいですが、そのストーリーが真実として続けます。

それで、この間ネクタイを150本をもらって、また50本は今度届きます。

ペイズリーや、ジオメトリックパターンや、ミックスパターンなどで、非常に綺麗なネクタイが沢山手に入りました。もしかすると、今日本のCustomsのワッチリストに入ってしまったかもしれません。

この沢山のネクタイを手に入れてから、おかげさまで、非常にインスピレーションができました。

特にスタイルやスタイルアプローチが変わるということではありませんが、毎日新しいネクタイをつけるのが本当に楽しみになりました。しかも、これから、半年くらいは一回もリピートしなくても、新しいネクタイも付けれます。まあ、非常に綺麗なネクタイがあったので、リピートする可能性もあると思います。

実は、この時もらったネクタイは、知っているブランドのネクタイも、知らないブランドのネクタイも、ブランドタグが付けられていないネクタイも、全てありました。ですので、Nicky、Franco Bassi、ArmaniやBalenciagaや、VersaceやYSLなど有名なブランドが沢山ありましたが、本当にブランドのタグが付けられていないネクタイがそれらのネクタイより非常に綺麗で、次第にネクタイのブランドより見た目だけを気になることが出来るようになってきました。

So let’s just get to the fun part. I’ll make a post about different lots of ties as I wear them compiling 10-20 each post. The first one being this one. Enjoy!

では、楽しい部分の話を続けると、これから、10~20本ずつに分けて、ネクタイを紹介する記事を書く予定になりました。

アルバムはこの下のボタンです。是非ご覧ください。

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Sando Sando

ring Jacket mto

 

この間、初めてリングヂャケットでオーダーしたスーツが届きました。スーツに関しても、オーダーの経験に関しても、考え直しが出来たので、今回の記事はリングヂャケットのオーダースーツの経験について書きます。

私はリングヂャケットの既製品を買ったり、大阪と東京の様々なお店にも行ったりしたことあるので、リングヂャケットの経験が何とかあります。

その理由で、様々な商品も、直しのプロセスも知識があるので、オーダースーツの部分以外は、もうリングヂャケットのお店でくつろげました。

The Store

Ring Jacketの大阪のグランフロントのお店で予定を作りました。まず、その決定はただお店は大阪駅に近く、一番便利だと思ったのでしましたが、そのお店にしてよかったと思います。

リングヂャケットでオーダースーツを作るのは、初めてリングヂャケットの既製品スーツを買ってから、非常にしたくて、期待が非常にありました。ですので、行ったり来たりして、スムーズにアクセス出来るのは必要です。そして、このグランフロントのお店のスタッフさんのお陰でオーダープロセスも非常にスムーズになったと思います。

リングヂャケットは日本でも海外でも、あるレガシーがあって、豪勢なイメージなので、お店に入ることは、人によって、不安な気分になることもあるかもしれません。

ですが、リングヂャケットのお店に居る時は、全然そういう気分になりません。

サルトリアル的に、リングヂャケットのオーダースーツは、結構所期があるステップです。

お店に入ってから、スタッフさんのお陰で、リラックスが出来て、ゆっくりオーダー出来て安心でした。

様々なリングヂャケットのお店に行く経験があり、全てのお店は非常に親切なスタッフさんがいて、ただ見ることでも、お直しを出しても、買い物をしても、いつでも優しく商品を見させてくれて、話かけてくれて、助けてくれるスタッフさんがいます。

リングヂャケットのお店は全て非常に綺麗なお店で、大阪のグランフロントのお店も、高級な見た目なのですが、リラックスが出来る雰囲気があるお店です。

 

Order Process - Choosing a Fabric

 

予定日はお店に入って、藤木さんというスタッフさんが挨拶してから、少し話をして、オーダーテーブルに案内してくれました。

最初から生地から選びますが、やっぱりこの部分はまだ決めてない場合なら、いつも一番難しい部分です。

オンラインでオリーブグリーンのWilliam Halsteadが作った生地のスーツを見て、そのスーツのような色味がある生地でスーツを作りたかったのです。残念ながら、予定日には、その生地が選択可能ではなかったのですが、直接スーツを見る時、このオリーブグリーンの生地は思ったよりグレーっぽい色なので、やっぱり在庫あるとして考えても、その生地より他の生地のほうが気になることになると思います。

好きな生地をを決定出来るために、藤木さんがとても助けてくれて、様々な生地を紹介してくれました。

この初めてのオーダースーツには、グリーン系の生地が欲しかったので、せめてそれだけはわかっていました。

それ以外は、勿論どういう織が良いということもあって、生地か織か、どちらが一番必要なのか決めないといけなかったです。夏のためのスーツなので、ハイツイストが良くても、このスーツ以外も注文する予定があります。

ですので、全て注文したいスーツを注文すると、このスーツがFrescoやCrispaireのようなハイツイストが特に必要なわけではないです。

藤木さんが紹介してくれた生地ブックで、リングヂャケットが揃えている生地ブックも見ると、やっぱりリングヂャケットは、オーダースーツを扱っているお店より素晴らしいです。

私の場合は、元々生地を決めていたので、他の生地のオプションを考えてないままお店に行きました。ですが、やっぱりすればよかったです。

グリーン系だけでも豊富な色味があるし、様々な織もあるし、プライ (PLY)とウエイトなどで、様々な生地のブックを紹介してくれると、決定が難しいです。また藤木さんのお陰で、オプションを少なめに出来て、非常にサポートしてくれました。

今回はグリーン系にするのはもう決めていましたが、結構Frescoのブックも見ました。やっぱり次のスーツはハイツイストにしたいと思ったのですので。

最後に一番好きな色味をHolland & Sherryの「Classic Mohair」のブックで見つけました。元々モヘヤはそんなに好きなわけではないなのに、この生地が非常に綺麗な色味です。結局は、モヘヤでも、最後に織によって見た目が変わります。ライトウェイトなので、夏にピッタリです。

Order Process - Advice

生地ブックの量については、リングヂャケットが全て持っているようです。予定日を作る時、スタッフさんからどういう生地を紹介して欲しいのか聞かれますが、希望の生地や特別な生地ブックを気になっている場合は、予めお願いしておくのがお勧めです。

なぜかというと、伺う予定のお店に当日置いていない可能性があります。そのため、前もって頼んでおくと、スタッフさんが予定日までに他のお店から取り寄せして、準備してくれます。

予定日にブックがなくても、もしかすると、その生地は注文出来ると思いますが、やっぱり直接に見たほうが良いですよね。

Order Process - Jacket & Trouser model

リングヂャケットのカスタムオーダーのオーダーシステムには、三つのレベルがあるらしいです。私は、実は確認していませんが、もしかするとパーソナルオーダーというオーダーとなると思います。

私は既に、既製品のスーツやジャケットやパンツを持っていて、満足しています。ですので、どのようなモデルが好きなのか知っているので、このオーダーレベルが十分だと思います。

結局ジャケットとトラウザーズはもう非常に満足をしているという理由で、以前購入した既製品のモデルでオーダースーツを作りたかったのです。初めてリングヂャケットでのオーダースーツのディテールは全て紹介の記事に書きましたが、一応、ジャケットはNo-269とトラウザーズはS-178というモデルです。

リングヂャケットの様々なモデルの経験がない方は、スタッフと一緒に満足が出来るモデルを見つけられると思いますが、出来たら、その前にオンラインで様々なモデルを見て考えておくのがおすすめです。

リングヂャケットのスタッフさんの相談とアドバイスについて非常に良い面は、スタッフさん全員がパッションがあるので、自分が様々な判断をする上で良い影響を与えてくれます。

しかも、スタッフさん全員がリングヂャケットのイメージや、スタイルや、どういう見た目のイメージかをよく分かっています。ですので、初めてのお客さんとか、一着の典型的なリングヂャケットのスーツを作りたいお客さんは、スタッフさんのアドバイスに基づいてスーツを作るのがおすすめです。

Fitting & Alterations

リングヂャケットでは、このオーダーのレベルで何が出来るかというと、一応、フィッティングが二回もあります。スーツを注文する時に一回あり、二回目のフィッティングはスーツが最終的に仕上がる前にあります。

二回目のフィッティングは思ったより必要でした。

一応、スーツはそのままでも着れて満足だと思いますが、二回目のフィッティングで袖の長さや、襟の下の部分にもう少し直しが必要だということが分かりました。

最後にパーフェクトなスーツが出来たと思います。

最初のフィッティングは、多分、オーダースーツを扱っている他のお店と似ているプロセスだと思います。既製品のジャケットとトラウザーズのモデルに基づいて、お客さんによってアドジャストをするということです。

リングヂャケットは他のお店に比べると、特にクオリティや、仕立てや、職人芸が素晴らしいということだと思います。しかも、オプションに関しても二つのなかなかないオプションがあります。

一つ目は、トラウザーズの股上を長く出来るということです。やっぱりそれは個人的に元々オーダースーツのオプションに組み込みたかったからです。

二つ目は、ラペルを結構広く出来るというオプションです。ただ広いラペルが好きだと便利なオプションですが、特にラペルが広くないジャケットモデルにラペルを広くするというのは良いオプションだと思います。


こういうオプションがあることは、やっぱり当然だと思います。ですが、また「リングヂャケットのイメージ」の話に戻ると、リングヂャケットの既製品は様々なお客さんの好みと合わせてみるカットとなっていますが、様々なモデルはリングヂャケットのルックの象徴です。

均整的に、シルエットや、ラペルの広さや、ゴージの角度など、全てがよく考え込まれたエレガントでもカジュアルなリングヂャケットのイメージということになります。

私は広いラペルがすごく好きでも、ラペルを広くするのも考えましたが、最後にスタッフのアドバイスで、やっぱり元々リングヂャケットの非常に綺麗なルックのままにしたほうがいいということを分かりました。

トラウザーズの股上については、下の写真で紹介します。ただ、写真でなかなか違いが見えないので、私を信じるしかありません。

他の直しに関しては、何とか普通だと思いますが、勿論お客さんの好みに合わせてくれます。

ウエストや袖の長さや、ジャケットのスカートの長さなど、全ても好みと合わせます。

私の場合は、もう既製品のジャケットとトラウザーズを何着も持っていたので、最初のフィッティングは特に新しい直しがありませんでした。

胸の直しは、左の肩まで少し短くして、襟の下も少し切りました。それ以外は全部持っているジャケットと同じフィットにしました。

最終的にスーツが仕上がる前の二回目のフィッティングは、少しだけ袖の長さと襟の下も、もう少し直しが出来ました。

Details

ディテールオプションはもちろん、リングヂャケットの既製品のアイテムがあるディテールがオプションです。ジャケットとトラウザーズのポケットや、ボタンなどお客さんの好みと合わせます。

ステッチについては、個人的にダブルステッチが非常に好きですが、様々なシングルステッチオプションもあります。

ジャケットは、最後に、キュプラの裏地とホーンボタンも沢山選択があります。一応、中に名前付きというオプションもありますが、それは個人的に特に好きではありません。

最後に、トラウザーズについて、S-178というモデルにして、ライズ以外は既製品のモデルと同じですので、特に他のオプションについて相談しませんでした。ですが、多分、プリーツについても好みが出来ると思います。

Some thoughts on going custom

リングヂャケットの既製品で非常に満足をしているということを伝えましたが、リングヂャケットでカスタムオーダーをするのは本当に意味があるのでしょうか?

答えは、私の場合は、基本的にカスタムオーダーをすることに、特に二つのメリットがあります。

それはトラウザーズのライズと生地を選べることです。それだけなら、カスタムオーダーは価格帯を考えたら無駄なことじゃないかと思われるかもしれませんが。

実は、ライズのことについてと、生地を選べることについてと、両方とも答えは絶対にカスタムオーダーする価値がありますよ。

生地のことについての話は当然だと思いますが、特に日本のシーズンと合わせる生地が必要です。

トラウザーズの話は、基本的にスーツが98%か100%満足か、の違いです。

もしリングヂャケットがこのNo-269のジャケットとS-178のトラウザーズのモデルで毎年豊富な生地で沢山既製品のスーツを発表するとして考えたら、やっぱりカスタムオーダーする意味が今のようにあるわけではないと思います。

それでも、そのように沢山既製品のスーツを作るのはどのお店でも期待がないですよね。

逆に、去年の秋冬のリリースで、この既製品のスーツを2着のちょうど好きなグリーンとブラウンを見つけられたのは素晴らしかったと思います。一応、リンクをクリックすると、その2着のスーツのLanificio Subalpinoのスーツと、リングヂャケットオリジナルの「Army Serge」のスーツです。是非ご覧ください。


Conclusion


リングヂャケットでカスタムオーダーをすることについての結論を出します。

それは、私が初めてリングヂャケットでこのジャケケットと、トラウザーズモデルの既製品のスーツを買ってから、ずっとカスタムオーダーでライズをプラス1.5インチ長くして、注文したかったのです。

そうすると、ちょうど自分の好みと100%合うスーツが出来ると思いました。


それは、やはり正しいかったです。本当に満足です。


注文のプロセスの途中は、様々な生地のブックから生地を自由に選べることも非常に良いメリットを分かってきました。それは勿論、以前も知っていました。ただ、リングヂャケットでカスタムオーダーをする元々の一番の理由ではありませんでした。


お店が最大限に提供する商品で、他のオーダースーツを扱っているお店と、リングヂャケットで注文することを比較すると、お客さんの「満足」と、「心からの満足」という違いになります。リングヂャケットは後者です。

他のお店で注文したスーツはこれから着ないということではありません。

ですが、ただ、リングヂャケットで注文したスーツは「このスーツは最高級に良い」と言ってから、「でも…」という何かはないということです。本当に素晴らしいです。

勿論、リングヂャケットのお陰でこのような満足のレベルは価格帯が様々なお店より高いということもあります。なので、もしかすると、比較が少し不当かもしれません。


ですが、この価格帯で、クオリティや仕立てのレベルがワンランク上になるということではなく、全然違う仕立てのレベルに入ります。


この価格帯で、このような素晴らしいクオリティや仕立てを購入できるのは考えられないくらい見事だと思います。

Ring Jacket pt. 1という生地で「既製服のビスポークのようなクオリティ」を伝えて、今までの経験でその意見は全然変わらなく、本当に合っていると思います。

もしこの記事の初めてのスーツの詳細や写真について興味がありましたら、ギャラリーを是非ご覧ください。また、レビューも書きましたので、是非読んでください。

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